『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

2018-01-01から1年間の記事一覧

「飛びゆく雲 ―最後の戦犯は語る―」(1987印刷・1998年第2版、斎藤美夫:著・前田地子:編、揺籃社)

はじめに 一 目次 花の雨……………………1 戦犯の父の遺稿集読む春暁……………………3 吾れ生れたる満州は凍土の頃……………………4 雪折れや耳朶《じだ》に残れる生き地獄……………………7 全身が目なり耳なり野分の夜……………………9 寄るべなき蔓《つる》の自縛や郁子《むべ》の花…………………12 …

メモ――「特定秘密保護法案」の"強行"成立について

今朝のニュースで成立を知った。 本サイトは資料室の役目に徹することにしているので、この法案の行方は気になっていた。反対理由は以下の通り。 1、有権者(もしくは利害関係者)への説明がまったく不十分であること。 2、「秘密の定義」があいまい。 3…

「朝鮮人強制連行の記録」(1965年、朴慶植、未來社)

※以下、2005年02月25日第53刷を使用。※目次はscopedog氏の以下記事を利用させていただいた。感謝します。http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20140511/1399809440「1965年発行の「朝鮮人強制連行の記録」における慰安婦関連の記述」※目次は底本P006~008に忠実…

「つらい真実 虚構の特攻神話」(1983年、小沢郁郎、同成社)

関連記事:http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20060914/p1 上官が泣いて頼んで断れないようにした事例(P120)、部隊ほぼ全員の志願をタテに他の少数隊員に特攻を強要した事例(P125~126)、上官が「全員志願」するはずであり「志願」しないはずがないとみなし…

2013年の橋下徹暴言に関する、発言録などの記事

https://sc.city.osaka.lg.jp/mail/inquiry.cgi?so=d5cfc45a432c566770388b0e80c637c6e199c8ff&ref=seisakukikakushitsu%2Fsoshiki_list.html 今世紀の性暴力被害者の証言一切を無視した暴言は許せません。 ・「慰安婦」たちがどのように「慰安所」に連れて…

「原爆と朝鮮人」1~6(長崎在日朝鮮人の人権を守る会・編、1984年~1994年、自費出版) 目次

岡まさはる記念長崎平和資料館にて販売されている(連絡してもらえば、発送も可能とのこと)http://www.d3.dion.ne.jp/~okakinen/syoseki.html。 amazonでは1~3までしか取り扱っていない。 原爆と朝鮮人(長崎朝鮮人被爆者実態調査報告書第一集) 目次 I…

1998年版『鶴彬全集』目次

■大正十三年・一九二四年篇 (十五歳) 二一 作品 「北国新聞」 十月二十五日 二二 作品 〃 十月二十九日 二二 作品 〃 十一月四日 二二 作品 〃 十一月六日 二二 作品 〃 十一月七日 二三 作品 〃 十一月十二日 二三 作品 〃 十一月二十七日 二三 作品 〃 …

「朝鮮人強制連行調査の記録」(柏書房)全6巻の目次

底本に記載がない限り、ページ数は扉ページではなく扉ページの次の各章の初めのページを示す◎四国編(1992年5月出版)(地図が各章の冒頭に掲載されている)001 はじめに 第一章 高知県 009 調査にあたり 014 一 山奥での「先山」工事――佐賀町佐賀発電所 門田…

資料集:「千葉県匝瑳市・妙福寺の『中帰連碑』」の「碑文」と「設立趣意書」

碑文 第二次世界大戦の戦犯として中国に抑留された私たち一、一〇九名うち千葉県五五名は中国政府の思いもよらぬ寛大な処遇を受け一人も処刑されることなく一九五六年以降釈放され全員帰国を許されました 私達が侵略者として中国で犯した滔天の罪行は被害者…

「賠償金を際限なくとられる」という言説に対する批判

2017年現在の日本において、日本軍「慰安婦」問題について(これだけではないが)、「賠償金を際限なくとられる」という悪質な宣伝をする日本人とその共犯の非日本人がはいてすているほどいる。 この言説は2つの意味でまちがっている。 1番目、被害当事者…

「対談 沖縄を生きるということ」(2017年、鹿野政直・新城郁夫、岩波書店)

〇目次 まえがき―新城郁夫(xiii)対談Ⅰ いくさ世といのち――二〇一五年五月八日(001) 1 闘いの中に息づく「沖縄の思想」(003) 国会前での遭遇/阿波根昌鴻さんのこと(003)/非暴力の闘いをつくる(005)/今の闘いに受け継がれていること/沖縄を学ぶ…

「新編濱口國雄詩集 (新・日本現代詩文庫)」(2010年、濱口國雄、土曜美術社出版販売)

「濱口國雄の詩」 http://www.youtube.com/watch?v=_pD4fO7mctU「〈朝鮮と日本の詩人-48-〉 浜口国雄」 http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2008/06/0806j0204-00006.htm 「むくげの花」花びらの芯から呻きがきこえてくる。/血を流しているむくげの花よ…

「関釜裁判ニュース」より戦争被害当事者の活動年表

以下、元「慰安婦」および、元挺身隊隊員当人の活動を年表化した。これからどしどし更新する予定である。 関釜裁判を支援する会 1993年04月17日:河順女氏・朴頭理氏・朴SO氏の3人、福岡入り。追記:同年04月06日、被告の日本政府、東京地裁への移送を申し…

「資料集 日本軍「慰安婦」問題と「国民基金」」(2013年、鈴木裕子編・解説、梨の木舎)

筆者コメント:筆者は「日本軍性奴隷制度」について調べたが、やはり「アジア女性基金」が重要だと結論した。「アジア女性基金」はたいへん正確に現在の日本社会を映し出す鏡であり、そのおおもとの原因は「日本軍性奴隷制度」を生み出した思考を全否定しき…

「辺見庸先生への手紙」

(都合上、[書評]タグをつける)(辺見庸氏へメールで送る予定として、以下の原稿を書いたが、メールアドレスも連絡先もわからなかった。また、角川書店あてのメールアドレスもどれが一番信用できるかよくわからなかったうえに、結局のところきちんと辺見氏…

「作家・目取真俊先生への手紙」

(都合上、[書評]タグをつける)(目取真俊氏へメールで送る予定として、以下の原稿を書いたが、ご自身のブログ「海鳴りの島から」http://blog.goo.ne.jp/awamori777にコメント欄もメールアドレス表記もないことがわかった。考えてみれば、反対運動で余計な…

「特別掲載 自己反省的主体の隘路――花崎皋平と徐京植の「論争」をめぐって」(中野敏男、現代思想2002年6月号)

以下の記事で書いたが、この論考の筆者の中野敏男先生から、「この論文は悩みながら書いたものだからていねいにあつかってほしい」という返信メールを受け取っている。 この紹介記事を読む方はそのことを念頭において読んでほしい。 筆者は花崎氏の本は1冊し…

花崎皋平―徐京植論争についてのコメント

前もって自分の立場を書いておくが、筆者は徐京植氏のほうに賛成の立場である。しかしそれは自分のもてるものをつくして納得した上での賛成であることを明記しておく。 また、徐氏の著作は5冊ほど読んでいるが、花崎氏の本は今回がはじめてであることを付記…

「梶村秀樹著作集」1~6(1993年、明石書店)の目次

梶村秀樹著作集1:朝鮮史と日本人第1章 朝鮮史の意味013 排外主義克服のための朝鮮史(はじめに/なぜ朝鮮史を学ぶのか/朝鮮侵略の理論と思想/戦後民主主義のもとでの朝鮮観/朝鮮史の内在的発展/若干の補足と論争の深化のために)078 朝鮮語で語られる…

「“記憶”と生きる: 元「慰安婦」姜徳景の生涯」(2015年、土井敏邦、大月書店)

○目次カバー表・写真=姜徳景(C Ahn Sehong)カバー裏・画=姜徳景《ラバウルの慰安所》64×47、紙の上にアクリル、1995年作扉のカラー写真《故郷―晋州南江》《私たちのいた慰安婦》《梨をとる日本軍》《悪夢》《奪われた純潔》5点ともすべて姜徳景の絵 は…

「黄土の村の性暴力」(2004年、石田米子ほか多数、創土社)の紹介

〇目次 はじめに(石田米子) (006)第一部 証言・資料篇 山西省盂県農民からの訴え盂県西部における性暴力被害者への聞き取り調査の概要(石田米子) (015)〔付表〕現地調査経過 (024)山西省盂県農民における日本軍性暴力の証言記憶 (035)一、河東村…

リンク集

……… 2030年、いや、2025年に、日本語を使う人は、一人もいなくなるかもしれない。私は、本気で心配している。「日本語」の特権をすべて捨てないといけない。 ※2019年09月26日、変更↓。 https://s3731127306973.hatenablog.com/entry/2019/09/26/190808 調べ…