『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部(記事の整理中)

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。

太陽の塔は、今、みずから手放すべきではないか?

この記事を読んだ。令和の絶対国防圏 - シロクマの屑籠 令和の、という修飾語はどうでもいいし、いろいろと違和感をかんじる点があるが、それは今回の記事ではとりあげない。 手心くわえず、はっきりとわかるように書くことにする。現在、日本文化が直面して…

『いだてん』などは、日韓条約に負けたのではないか?

2020年の予定

・梶村秀樹著作集未収録の論考の電子化の完成(最低500KB)。 ・梶村秀樹資料の校正。 ・梶村秀樹関連資料の電子化。 ・竹内好著作集の電子化。

2019年にやりとげたこと

・梶村秀樹著作集のほぼ完全な電子化(4・2MB)(ただし未校正) ・「オウム法廷」(降幡賢一)の電子化(6・8MB)(ただし未校正) ・「アンナ・カレーニナ」(トルストイ作、米川正夫訳)の1・2・3・8章の電子化(1MB)(ただし未校正) ・「証言…

「「民族経済」をめぐって」(1983年、梶村秀樹)

●「民族経済」をめぐって 『朝鮮史研究会会報』六九号(一九八三年一月)所収。原題は「新納報告をめぐって」。朝鮮史研究会第十九回大会(一九八二年一〇月)での新納報告に対する「大会報告批判」として書かれたもの。表題は編集者が付した。 階級的視点の…

「「一筋の赤い糸」としての内在的発展」(1977年、梶村秀樹)

●「一筋の赤い糸」としての内在的発展 『朝鮮における資本主義の形成と展開』の「序章」。表題は収録にあたって編集者が仮に付した。 本書(編者注1)は、朝鮮における資本主義の内在的な形成と展開を、朝鮮近代史の総過程をつらぬいている一筋の赤い糸とし…

「「民族資本」と「隷属資本」――植民地体制下の朝鮮ブルジョアジーの政治経済的性格解明のためのカテゴリーの再検討」(1977年、梶村秀樹)

●「民族資本」と「隷属資本」植民地体制下の朝鮮ブルジョアジーの政治経済的性格解明ためのカテゴリーの再検討 『朝鮮における資本主義の形成と展開』所収。 一般に、旧植民地体制下におかれた諸民族の歴史発展の総過程を把握しようとするとき、植民地化を体…

「日本帝国主義支配下の朝鮮ブルジョアジーの対応 ――平壌メリヤス工業を中心に――」(1967, 68年、梶村秀樹)

『朝鮮史研究会論文集』第三集(一九六七年一〇月)および第五集(一九六八年一一月)所収。原題は前者が「日帝時代(前半期)。平壌メリヤス工業の展開過程――ー植民地経済体制下の朝鮮人ブルジョアジーの対応の一例――」、後者が「日帝時代(後半期)平壌メ…

「論説 旧韓末北関地域経済と内外交易」(1989年、梶村秀樹)

CiNii 論文 - 旧韓末北関地域経済と内外交易 CiNii 論文 - 1920~30年代朝鮮における地域社会の変容と有力者・社会運動 : 咸鏡北道雄基を対象として (吉見義明教授古稀記念論文集) ●旧韓末北閧地域経済と内外交易 『 韓国近代経済史의成果――秋堰権丙卓博士華…

「近代朝鮮の商人資本等の外圧への諸対応――甲午以後(一八九四~一九〇四年)期の「商権」問題と生産過程」(1986年、梶村秀樹)

●近代朝鮮の商業資本等の外圧への諸対応――甲午以後(一八九四~一九〇四年)期の『商権』問題と生産過程 『歴史学研究』五六〇号、増刊号(一九八六年一〇月)所収。一九八六年度歴史学研究会大会近代史部会での報告がもとになっている。初出には同部会での…

「李朝末期(開国後)の綿業の流通および生産構造――商品生産の自生的展開とその変容――」(1968年、梶村秀樹)

●李朝末期(開国後)の綿業の流通および生産構造――商品生産の自生的展開とその変容 『東洋文化研究所紀要』第四十六冊(一九六八年三月)所収。原題は「李朝末期朝鮮の繊維製品の生産及び流通状況――一八七六年開国直後の綿業のデータを中心に――」。原型は一…

「無敵の人」と「不屈の人」、そして3・1

京都アニメーション襲撃事件のときも驚いたが、中村哲さん暗殺事件のときはもっと驚いた。著作や対談を読んでいたし、飾り気のない中村氏の性格にひきよせられた。 歴史学の平和利用(山田堰のこと)についても貢献されていたこともひきよせられた理由の一つ…

「歴史と文学」(1984年、梶村秀樹)

『歴史評論』四〇九号(一九八四年五月)初出。「朝鮮の場合」という副題がついている。 韓国の民主回復闘争の思想的支柱を担っている咸錫憲《ハムソクホン》翁の『意味としてみた韓国の歴史』という本がある。日本でも、金学鉉氏の訳で新教出版社から刊行さ…

「朝鮮からみた明治維新」(1980年、梶村秀樹)

『差別とたたかう文化』八号(一九八〇年三月)所収。 以上の個々の判断は事実認識としては、いまでもおよそ正しいと思っているものだが、との論じ方は、さまざまな、しかし一様に猛烈な批判にさらされた。甚だしくは「お前は何人か?」とまでいわれ、「お前…

「朝鮮語で語られる世界」(1975年、梶村秀樹)

神奈川大学自主講座朝鮮論『自主講座朝鮮論』六号(一九七五年一二月)所収。 一九七四年六月二八日、神奈川大学で開かれた「朝鮮語開講記念講演会」(自主講座朝鮮論・人文学会学生部会・朝鮮語受講者有志の共催)での講演。のちに若干圧縮されて、同じ題名…

日本語は解体すべきという説に何も言えない反天皇制論は、私にとって何の価値もない

冷酷だといくら思われても、はっきり言う。 「いだてん」にたいして何もいえない反オリンピック論は何の価値もないし、「太陽の塔」にたいしてなにもいえない反万博論は何の価値もない。一言たりとも聞く価値はない。 時間は有効活用しないといけない。 同じ…

FGOという一つのゲームに、百万円以上つぎこむ人がいるのは、「ガチャ」のせいというより、インターネット文化全体がFGOよりおもしろくないからである。

私たちはなんでこんな簡単な仮説に気がつかなかったのだろうか。

高木仁三郎の「原子力文化」論は、ほとんど全部、「インターネット文化」論にあてはまる。

現代日本の政治がどんどんおかしくなっているのは、現代日本の文化が荒廃しているからである――鴻上尚史氏の記事を読んで

どんな言い訳も通用する国と怒らない国民/鴻上尚史 | 日刊SPA!上の記事を読んで、「鴻上さん、税の制度の前に、何か言うべきことがあるんじゃないですか?」と言いたくなった。たとえば、 「筒井康隆氏は、大口をたたくわりに、いざとなるとボウフラかなに…

まんが『ドラえもん』50周年企画   「ドラえもーん」→「(泣きつく)」のパターンはいくつあるか?

意外なことに、きちんと数えた人がみつからない。そこで自分がやってみた。なに、暇つぶしである。ドラえもんシリーズ作品 - 男性コミック(漫画) - 無料で試し読み!DMM電子書籍大長編ドラえもんシリーズ作品 - 男性コミック(漫画) - 無料で試し読み!DMM電…

「IT技術で、人間がほんとうにおもしろいことをできているのか?」

ベーシックインカムはきっと面白い人の味方 - シロクマの屑籠 熊代亨氏とその読者の人たちに、ぜひとも聞いてみたい。 わたしは、できていない、と思っている。少なくとも、日本語圏では。なぜ、って? わからないんですか、と言い返したくなる。 一つ例を挙…

「いだてんショック」と「反日種族主義ショック」(そして「日本国紀ショック」)

わたしの国民国家批判はひどくおろかな、つまらないものだった。心からそう感じる。 「いだてんショック」と「反日種族主義ショック」(そして「日本国紀ショック」)、どちらか一つだったらここまで衝撃を受けなかった。 「まさか、高度成長期という歴史を…

大河ドラマ「いだてん」について   身近なものもまた、本当にはよく知らないものだし、むきあうこともまた難しい

身近なものもまた、本当にはよく知らないものだし、むきあうこともまた難しい。 最近、そう思うようになった。マラソンやスポーツのことは、よくわからない。 ここでは、私がファンである、美濃部孝蔵(五代目古今亭志ん生)とそのまわりの人々について書き…

お知らせ 「オウム真理教事件 独立検証委員会(個人 2020-2022)」設置のおしらせ

たくさん考えた結果、私は決心した。 「オウム真理教事件 独立検証委員会(個人 2020年-2022年)」を設置する。ゆるんでいたタガをしめなおす。 梶村秀樹先生の関連資料の電子化といっしょにオウム真理教の検証もする。 もちろん、事件の資料の電子化もすす…

「ホテル50店」報道を聞いて(メモ)

https://www.kankokeizai.com/%E3%80%90%E7%B7%8A%E6%80%A5%E5%AF%84%E7%A8%BF%E3%80%91%E8%B2%A1%E6%8A%95%E3%81%A7%E5%9C%B0%E6%96%B9%E3%81%AB%E9%AB%98%E7%B4%9A%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB50%E3%83%B5%E6%89%80%E6%96%B0%E8%A8%AD%E3%81%AF/「太陽の塔…

ご連絡:「Googleドライブ」をつかったpdf公開ができなくなりました。2週間以内に対応します。

「Googleドライブ」をつかったpdf公開をしていましたが、こちらの事情により使えなくなりました。 読者のみなさまには、大変もうしわけありません。 2週間以内に、pdfのテキストを、記事の形で公開します。今後ともよろしくおねがいします。

中村哲先生を追悼する

第一報を電話で見て、私の足元がさあっと崩れていくような衝撃を受けた。人間、だれでも、「私は死なない」と思いながら生きている。次に、「あの人が死なないんだから、私も死なない」と思う。 そこが攻撃された。 本当に驚いた。

伏見京都アニメーション襲撃事件についてのメモ

事件の重大さ(予想ふくむ)を考え、めだつところにメモを書く。 メモの目的は、成立しそうな仮説と、成立しないだろう仮説をわけることである。仮説が全部まちがっていれば、それでいい。むしろそれがいいかもしれない。『サリヴァンの精神科セミナー』(20…

話題のモノゴトをとりあげる  その12 『太陽の塔』を解体するために、自分の財産の半分を使うことをためらわない。

首里城再建の検討が続いている。 「文化財再建」というもの自体、”政治”をさけられないのだが、反歴史修正主義者のなかにも、そういう問題認識があまりない人が多いようだ。 岡本太郎氏の「沖縄文化論」を読んだことがないのだろうか?私は、『太陽の塔』を…

『証言台の子どもたち 「甲山事件」園児供述の構造』(1986年、浜田寿美男、日本評論社)

※都合上、「オウム事件資料」に分類しています。また、一部伏字をしています。関連記事 『証言台の子どもたち』 - apesnotmonkeysの日記 『生み出された物語』 - apesnotmonkeysの日記 プロローグ 心重い出発 一九七四(昭四九)年三月一九日、兵庫県西宮市…