『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

「朝鮮人強制連行調査の記録」(柏書房)全6巻の目次

底本に記載がない限り、ページ数は扉ページではなく扉ページの次の各章の初めのページを示す

◎四国編(1992年5月出版)(地図が各章の冒頭に掲載されている)

001 はじめに
第一章 高知県
009 調査にあたり
014 一 山奥での「先山」工事――佐賀町佐賀発電所 門田豊
019 二 昼夜分かたず逃亡防止――日本鉱業白滝鉱山 田井肇
024 三 逃亡者に木柱をしばりつけ――本川村長沢ダム 栗原透
028 四 「募集」の美名のもとに――吾川村加枝発電所 黄英信
035 五 生活はすべて軍隊式――四万十川(渡川)改修工事 徐政夫
041 六 特攻基地でも強制労働――宇佐町第五〇震洋隊基地 崔永秀
045 七 危険な難所工事に――柏島~平山間軍用道路 栗原透
051 証言―異郷の丘に建つ一基の墓 李在雨
055 証言―静岡での出来事 成錫均

第二章 徳島県
061 調査にあたり
063 一 軍属としての強制労働―松茂町海軍飛行場 福島尚吾・李福見
068 二 ”夏みかん”には近づくな――市場町海軍飛行場 李福見
075 三 苦難を物語る朝鮮靴――日本鉱業高越鉱山 西好弘・小川弘幸・李福見
080 四 ひっそりと今も残る地下発電所――山城町地下秘密発電所 篠原晴美
087 五 靄につつまれた小島の秘密基地――小勝海軍特攻隊基地 今津尚男・金太奎
093 六 強制連行された青年たちの写真――羽ノ浦第四海軍燃料廠 金太奎
097 七 一冊の個人日記から――椿泊町海軍秘密基地 今津尚男・池添幸宏・金太奎

第三章 香川県
107 調査にあたり
110 一 残された『労働者募集誌』――三菱鉱業直島精錬所 浄土卓也
126 二 戦争末期の突貫工事――高松市旧林陸軍飛行場 山崎数則・浄土卓也
132 三 ここにも「慰安所」があった?――観音寺市海軍飛行場 石崎祐子
136 四 トンネルから聞こえる朝鮮民謡――詫間町海軍航空隊基地 香川清
140 五 『二十四の瞳』の島でも――小豆島海軍特攻隊基地 中林常治
146 同じ陽の下で 田川清
149 時効なき戦争責任 根本博愛
150 調査の第一歩をしるして 李東烈

第四章 愛媛県
153 調査にあたり
155 一 今も点在する掩体――松山市吉田浜航空基地 野口仁
161 二 炭俵四,五〇〇俵を供出せよ――温泉群川内町 後藤田健
165 三 別子銅山筏津作業場――住友鉱業別子ど算 高橋剛
169 四 聞き取り調査のなかで――佐々連鉱業佐々連鉱山 高橋剛
172 五 自治体、企業からの資料は――住友資本の町、新居浜市で 石川義美
174 今治市の「ドック工事」 矢野学
175 自分で見た無縁墓――四国朝鮮学校課外授業 趙成虎
179 証言――とにかく暴力で統制していた 高兼紹

第五章 資料編

184 資料編解説
185 高知県知事引継書
196 香川県知事引継書
199 愛媛県知事引継書

205 あとがき
209 執筆者および各県調査団員

                                                                                                                                                                                                                                                                                            • -

大阪府編(1993年05月)
003 はじめに
015 第一章 大阪と在日朝鮮人
015 一 強制連行前史
(一)猪飼野朝鮮人
(二)生駒トンネル
(三)岸和田紡績
(四)光明池の堤防工事
026 二 強制連行概史
(一)大阪の工業及び軍事上の位置
(二)治安・管理体制と抵抗
(三)空襲と犠牲者
(四)大阪の特徴
039 第二章 現地調査報告
039 一 多奈川の潜水艦工場
054 二 大阪陸軍造兵廠
068 三 「タチソ」旧陸軍高槻地下倉庫
082 四 生玉公園地下壕
094 五 ドンズル峯地下トンネル
108 六 大正飛行場と大阪陸軍駒ケ谷地下疎開工場
123 第三章 強制連行体験者の証言
123 故郷に帰りたい――生玉公園地下壕 李鉉珠(リヒョンジュ) 
127 黄海道から二百人の中学生が連行される――川崎重工業泉州工場へ 成培根(ソンベグン)
131 私の人生は強制連行され台なしに――日本製鉄八幡製鉄所から転々と 鄭萬均(チョンマンギュン)
135 妻子とひき裂かれ「徴用」――三井三池炭鉱 権元奎(クォンウォンギュ)
137 豚の餌を食べてなぐられる――三菱鉱業崎戸炭鉱 鄭守伍(チョンスオ)
141 死線ぎりぎりの石炭堀り――山口県宇部沖の山炭鉱 曺重烈(チョジュンリョル)
144 千五百人の朝鮮人徴用工が犠牲に――南太平洋タラワ島 劉喜旦(リュフィグン)
149 軍慰安所 島本重三(※ 1943年~1945年、「満州国間島省琿春の軍慰安所についての証言)
153 第四章 強制連行関連企業
157 一 軍需・兵器生産工場関係
177 二 造船関係
183 三 輸送関係
185 四 飛行場関係
187 五 地下工場関係
195 第五章 資料・年表
195 知事引継喜(「特高課関係事務引継書(内鮮問題に対する大阪府根本方針)」1941年、を含む)
240 朝鮮人強制連行・強制労働のあった企業及び跡地
246 大阪府朝鮮人史年表
282 あとがき
285 大阪府朝鮮人強制連行深層調査団団員名簿

                                                                                                                                                                                                                                                                                            • -

兵庫県編(1993年11月出版)
003 はじめに
第一章 兵庫県在日朝鮮人
013 一 強制連行前史[(一)山陰線余部鉄橋建設に動員(二)植民地略奪政策により増加する渡航者(三)安価な労働力として(四)民族差別に反対し待遇改善を求める]
023 二 強制連行概史[(一)兵庫県下の強制連行(二)被連行者数は一万八千人以上(三)リンチがともなう労務管理(四)子弟にも同化政策(五)空襲下での犠牲(六)逃亡・闘争・侵略戦争に抗して]
042 朝鮮人強制連行・強制労働のあった企業および跡地

第二章 現地調査の記録
047 一 現代の問題として[(一)調査にあたって(二)自治体への協力を求め]
053 二 三菱重工業神戸造船所
060 三 川崎重工業[(一)神戸艦船工場(二)西宮製鉄工場]
074 四 石川島播磨重工業相生市[(一)播磨造船所(二)善光寺に残る遺骨]
095 五 川西航空機[(一)北条地下工場(二)甲陽園地下工場]
117 六 鶉野飛行場建設

第三章 強制連行体験者の証言
131 千人が平安南北道から――金星浩
134 神戸製鋼から甲陽園へ――曺渕煥
136 刑務所のような寮――羅寿岩
138 溶鉱炉に転落――金相八
141 祖国解放の灯火――李大奎
144 皇民化教育と私――徐元洙
148 差別と蔑視のなかで――李玉根
150 残酷な見せしめのリンチ 白褆寅
152 逃亡が唯一の抵抗――田華秀
155 空腹、事故で相次ぐ死者――柳三碩
158 リンチの傷跡――鄭白善
161 四千人の朝鮮人少女――向野泰祐
164 「本土決戦」に備え千人を連行――G・H
166 慰安所――森本義男
168 捕虜となり生き残る――盧秀砷
170 生きて帰りたい――辛仁高
173 父が犠牲に――金承鎬
176 謝罪、補償してこそ正しい日朝関係――鷲尾覚堂
178 解説 タワラ島と強制連行
179 難破事故に遭い――黄南休
181 強制契約――李京淳

第四章
187 一 強制労働に関する条約
199 二 兵庫県知事引継書
206 三 一九四六年の「朝鮮人労働者に関する調査」の兵庫県分資料について
230 四 西宮市四町事務報告書及び学籍簿・除籍簿
234 五 相生市寄留簿
238 六 社史等にみる強制連行の記録
243 七 兵庫朝鮮人強制連行史年表(一九三九年~一九四五年)

259 あとがき
263 兵庫県朝鮮人強制連行真相調査団団員名簿




                                                                                                                                                                                                                                                                                            • -

◎中部・東海編(1997年03月)
はじめに
第一章 現地調査の記録
011 ●愛知県
012 一 愛知県の強制連行
015 二 朝鮮北部から一二〇〇余人(中島飛行機半田製作所
023 三 「地下たびとご飯を交換して」(住友豊島飛行場)
030 四 重労働は全部朝鮮人が(豊島海軍航空隊基地建設)
039 五 朝鮮「女性勤労挺身隊」(三菱道徳工場)
047 六 ハワイの捕虜収容所の名簿から

061 ●岐阜県
062 一 ダム建設(丸山・兼山ダム)
066 二 地下工場の建設(一)川崎航空機 明世・和知、(二)三菱重工業 久々利・川辺・釜戸、(三)陸軍造兵廠 市原・阿木
095 三 乗鞍スカイライと新垂井線浩二
100 四 神岡鉱山(三井鉱業)

111 ●長野県
112 一 長野県と在日朝鮮人
118 二 松代大本営
135 三 三菱地下工場(一)松本市、(二)上田市
146 四 平岡・飯島両発電工事
156 五 木曽谷の発電工事

159 ●静岡県
160 一 強制連行前史(丹那トンネル、大井川電源開発
164 二 強制連行概史(久野脇発電、日本坂トンネル中島飛行機原谷地下工場)
179 三 清水地域での強制連行(鈴与、日軽金他)
193 ●富山県(黒部第三、三菱雄神地下工場、不二越
203 ●石川県(陸軍航空兵器廠地下工場)
219 ●三重県石原産業紀州鉱山他)

第二章 強制連行体験者の証言
229 二度も強制連行されて――北海道三井砂川炭鉱 鄭明秀(チョンミョンス)
234 三日三晩かけ逃亡――長野県御岳発電所工事 楊秉斗(ヤンピョンドゥ)
237 二度とここへは来ないと誓ったが――長野・平岡ダム 金一洙(キムイルス)
240 落ちたみかんを食べて殴られた――福岡県中間町の炭鉱 尹萬徳(ユンマンドク)
242 逃亡の手助けをして「久留米少年練成所」――三井三池鉱業所 金東玉(キムドンオク)
244 日本のために悪者に――福島県中間町炭鉱 金基煥(キムギファン)
246 「報国隊」とだまされて――長崎造船所 崔舜暲(チェスンギョン)
248 石ころの遺骨箱が――呉に「徴用」され南方へ 金振發(キムジンバル)
250 労務課で連行担当 森田治郎 (※中島飛行機半田製作所への連行に関する証言)
252 日本語が話せたばかりに利用され――横須賀海軍施設部 黄昌男(ファンチャンナム)
255 朝鮮民族抹殺政策のもとで――「名古屋朝鮮普通学校」 咸鳳鎬(ハムボンホ)
257 鴨緑江の話をしてくれた青年――三菱重工岩塚工場 井上昂
260 「朝鮮女工」として連行――豊橋・製糸工場 金泰萬(キムテマン)
263 流浪の日々、不安と辛さの連続――福井県・大野水力発電所 姜大億(カンデオク)
264 偽りの教育をしてはならない――静岡県清水市・日軽金竹中工務店 裴周吉(ペジュギル)
266 私の夫も「徴用」され――北海道の炭鉱 全徳順(チョンドクスン)
267 一日の食事はドンブリ飯一杯――樺太・本斗飛行場 裴徳竜(ペトクリョン)
270 朝鮮の歴史をきちんと書き残して――中島飛行機原谷地下工場 朴在琓(パクジェワ)
272 いつも命懸けの仕事――中島飛行機原谷地下工場 金桂房(キムゲバン)
274 後世代に必ず伝えてほしい――日軽金発電工事 李日俊(リイルチュン)
277 七五〇人の同胞とともに連行――日本鋼管川崎工場 魯春鶴(ロチュンハク)
279 死にものぐるいの逃走――岐阜・水力発電所 梁在鳳(リャンジェボン)
281 「生き抜かねば」の一心で――中島飛行機原谷地下工場 鄭嘉五(チョンガオ)
284 身体と青春を踏みにじったのは誰か――浜松市鈴木織機工場 河鎮祥(ハジンサン)
286 「病気・死ぬ・食べ物くれ」――天竜市・トンネル工事 白且賛(ペクチャチャン)
288 同胞の生活守る活動へ――中島飛行機原谷地下工場 李竜石(李竜石)
291 過去への真の反省を――大阪名村造船 朴聖沢(パクソンチェク)
294 怨念の地、日本――福岡飯塚炭鉱 金應斗(キムウンド)
297 終わりのない「三カ月」――福岡・貝塚炭鉱 呉良洙(オリャンス)
300 脱出、長野から豊橋まで――長野・平岡発電所 金小石(キンソソク)
303 砂糖と毛布と海軍切符――鎮海海兵団 朴載星(パクジェソン)
306 ――松代大本営 崔小岩(チェソアム)
308 ――松代大本営 姜永漢(カンヨンハン)
310 ――松代大本営 金昌箕(キムチャンギ) 
311 ――松代大本営 卞鳳煥(ピョンボンファン)
312 ――松代大本営 趙仁済(チョウインチェ
313 ――松代大本営 李性国(リソングク)
314 寄稿 四十八年後の風景 半田市職員 藤本哲史

第三章 資料編
318 一 知事引継書(長野・三重)
335 二 一九四六年厚生省「朝鮮人労務者に関する調査」(岐阜・三重・長野)
341 三 中部・東海七県在日朝鮮人史年表
391 四 中部・東海地方での朝鮮人強制連行調査


                                                                                                                                                                                                                                                                                            • -

◎中国編(2001年03月)

003 はじめに
009 第一章 現地調査の記録
011 ●山口県
012 一 山口県朝鮮人強制連行の史的検証
040 二 関釜連絡船と下関
058 三 海底炭鉱(宇部)と強制労働
077 四 光海軍工廠
083 五 向道ダム建設(徳山)
086 六 海軍大竹潜水学校柳井分校建設(平生)
090 七 軍事基地の町・岩国
098 八 防府の塩田と軍事施設工事
105 ●広島県
106 一 広島県在日朝鮮人
111 二 三菱重工業広島工場の朝鮮人「徴用」工
117 三 高暮ダム建設
130 四 鷹山鉱山の強制連行
136 五 広島に連行された朝鮮人兵士たち
145 六 広島の地下壕
153 七 安野への中国人強制連行
158 八 朝鮮人被爆者実態調査
173 ●岡山県
174 一 岡山県在日朝鮮人渡航、最低限の賃金と環境下で)
177 二 岡山県の強制連行(連行地、連行企業と作業所、三菱重工業水島航空機製作所、強制労働条約に違反する行為)
187 三 同化政策と抵抗(朝鮮の独立を、岡山県協和会とチマ・チョゴリ、空襲)
193 ●鳥取県島根県
194 一 山陰の強制連行前史(鉄道建設工事の朝鮮人、一九三〇年代の朝鮮人、一九四〇年代の朝鮮人
207 二 山陰の強制連行・強制労働概史
212 <鳥取県>岩美鉱山、大山池改修工事、才ケ崎隧道工事、大平山土砂堀出工事、美保海軍航空隊飛行場建設工事、湖山飛行場建設工事
221 <島根県>鰐渕鉱山、新北原発電所建設工事、日本発送電澄川発電所建設工事、日立金属安来工場、都茂鉱山
233 第二章 証言
234 飯場で飯炊き、麻袋を運び足を痛める<山口県下関市長府・神戸製鉄下請け飯場> 呉末粉
237 土砂運びの重労働で後遺症に苦しむ<山口県下関市・小月飛行場> 辛ピルヨン
238 三度の強制連行、刑務所のほうがまし<関門鉄道トンネル工事、富山県黒部ダム、福岡県三菱飯塚炭鉱、「二一八部隊」> 崔英植(チェヨンシク)
242 海底炭鉱で巻き方を<山口県宇部市・長生炭鉱> 呉周烈(オジュリョル)
244 水没事故で九死に一生<山口県宇部市・長生炭鉱> 秋順得
249 二度の強制労働・強制連行<山口県宇部市・長生炭鉱、東見初炭鉱> 金龍徹(キムリョンチョル)
251 逃げて来た朝鮮人を匿う<山口県宇部市> 金鳳甲(キムボンガプ)
253 「徴用」避け逃亡<山口宇部市・東見初炭鉱> 朴ホンリョン(パクホンリョン)
255 朝鮮人は”生かさず殺さず”の待遇<山口県防府市・塩田、通信学校> 姜福心
258 強制連行が招いた悲しいできごと<山口県柳井市・海軍大竹潜水学校柳井分校建設工事> 難波サチ子
260 学校でも差別待遇<山口県下関市> 姜海洙
262 沖仲仕飯場で飯炊き<山口県下関市桑内> 金正子(キムジョンジャ)
264 夫は炭鉱、私は畑仕事<山口県下関市> 鄭出水(チョンチュルス)
267 故郷では民族服も禁止された<山口県下関市> 李鐘順(リジョンスン)
269 夫は神戸製鉄の瓦ふき<山口県下関市> 李貴年(リギニョン)
270 空襲激しくても疎開できず<山口県下関市> 趙善孝(チョソンヒョ)
272 道路建設の夫について<山口県宇部市大分県日田市> 申貴媛(シンギウォン)
274 皇国少年としての教育を受け<鳥取県日野群江府町江尾> 廬景錫(ロギョンソク)
276 私の半生<鳥取県美保飛行場> 宋永愛(ソンヨンエ)
281 番号で呼ばれ服従するだけの同胞<鳥取県美保飛行場広島県・高暮ダム> 朴泳来(パクヨンレ)
285 四〇〇人の同胞と突貫工事<島根県・日立安来工場拡張工事> 尹敬述(ユンギョンスル)
286 土地も漁場も根こそぎ略奪<島根県・東海地方> 梁正守(リャンジョンス)
288 解放直後「殺される」の流言<島根県益田市> 黄貞児(ファンジョンア)
290 生きて故郷に帰りたい<岡山空襲> 李富任
294 銃剣突きつけられ連行<岡山県三井造船岡山機械製作所> 崔重植
298 二〇〇人の「徴用」者飯場で飯炊き<岡山県三菱重工業水島航空機製作所地下工場>
300 耐火煉瓦工場に一〇〇人の「徴用」者<岡山県備前市・九州耐火煉瓦工場> 洪乙寿(ホンウルス)
302 手帳の申請を拒否した夫の抵抗 鄭順南(チョンスンナム)(※ 広島県朝鮮人被ばく者調査)
306 どうしてそんなに差別するの 白年順(ペクニョンスン)(※ 広島県朝鮮人被ばく者調査)
309 アイゴー・ムルダルラ(水をくれ) 李到権(リチグォン)(※ 広島県朝鮮人被ばく者調査)
312 辛い、つらい、ツラカッタ生きる階段 姜学順(カンハックスン)(※ 広島県朝鮮人被ばく者調査)
316 千万の思いを込めて(35人からの聞き取りからの抜粋)(※ 広島県朝鮮人被ばく者調査)
324 家屋の下敷きに<広島県広島市> 申禹淳(シンウスン)(※ 広島県朝鮮人被ばく者調査)
326 世代を経て受け継ぐこと<広島県広島市> 沈載任(シムジェイム)(※ 広島県朝鮮人被ばく者調査)
328 夫は炭焼き、私は勤労奉仕<広島県> 宋順礼(ソンスンシ)
330 ソウルに生まれて 高順姫(コスニ)(※投稿/『サンナムルを採りに』より)
334 朝鮮あめ 南炳鎭(ナムピョンジン)(※投稿/『サンナムルを採りに』より)
339 拷問に抵抗し、逃亡<長野県・平岡ダム> 金正三(キムジョンサム)
341 父も兄も「徴用」され <宮城県塩竈鉄道トンネル工事、長野県・松本大本営> 尹柱仁(ユンジュイン)
344 「徴兵」され防空壕作り<宮崎県日向市> 安判岩(アンバンアム)
346 落盤事故も目のあたりに<長崎県矢岳炭鉱> 李錫豹(リソクビョ)
348 死んだほうがましと逃亡<佐賀県唐津炭鉱、長崎県佐世保市・地下トンネル工事> 姜水岩(カンスアム)
350 金は一円も支払われず<佐賀県大鶴炭鉱> 李点述
352 連行者は施錠の「訓練所」で監視<福岡県遠賀群水巻町・日産化学工場(株)遠賀鉱業所高松炭鉱> 崔順愛(チェスネ)
355 連行者を受け渡す労務係に<福岡県遠賀群・九州採鉱> 柳在益(リュジェイク)
358 空襲の被害から逃れ<香川県牟礼町房前> 林在允(リムジェユン)
 361 故郷では女性も軍事訓練<慶尚南道陜川郡> 卞尚南(ピョンサンナム)
363 第三章 資料編
364 一 知事引継書(山口県岡山県
384 二 中国五県在日朝鮮人史年表
414 三 中国地方での朝鮮人強制連行調査
426 あとがき
428 団員と執筆者

                                                                                                                                                                                                                                                                                            • -

◎関東編1(2002年06月)

003 はじめに
009 第一章 現地調査の記録
011 ●神奈川県
012 一 神奈川県の朝鮮人強制連行と強制労働
044 二 横須賀と朝鮮人強制連行
059 三 巨大な地下壕と横須賀トンネル
073 四 日吉台地下壕・厚木飛行場・高座海軍工廠・相模湖ダム
089 五 教育現場での差別と同化(皇民化)政策
104 六 国連特別報告者の横須賀での調査と逗子市報告書
113 ●千葉県
114 一 千葉県の在日朝鮮人と強制連行
133 二 日立飛行機大網地下工場
146 三 海軍茂原飛行場建設工事
156 四 木更津第二海軍航空廠佐貫地下工場
172 五 房総半島と震洋隊基地建設
182 六 関東大震災と追悼のいとなみ
193 ●山梨県
194 一 山梨県在日朝鮮人
205 二 戦時動員・強制連行――一九三五~四五年
233 第二章 証言
234 ●神奈川県
234 いまだ癒えぬ傷跡<秋田県・夏瀬ダム、群馬県・岩本水力発電所、神奈川県・逗子市地下工場> 李用鎮(リヨンジン)
239 三度の逃走<福岡県・大之浦炭鉱、神奈川県横須賀市地下格納庫>韓俊洙(ハンジュンス
242 食べるものも賃金も「すずめの涙」<青森県・焼山ダム、静岡県・大井川久野脇発電所、神奈川県・日吉台地下壕、横須賀追浜地下壕>金仁圭(キムインギュ)
244 浦賀ドックに連行<神奈川県・浦賀ドック>柳春根(リュウチュングン)
247 染められたチマ・チョゴリ<神奈川県川崎市>金伴心(キムパンシム)
250 皇民化教育を受けさせられて<神奈川県横須賀市>李祥龍(リサンリョン)
253 朝鮮人として生まれた苦悩の日々<神奈川県・厚木飛行場>朴四甲(パクサガプ)
255 アイゴーと泣いていた<神奈川県・池子弾薬庫>秋山忠夫(あきやまただお)
257 二人の逃亡者をかくまって<神奈川県・相模湖ダム>安正植(アンジョンシク)
260 花岡鉱山からの脱出<秋田県・花岡鉱山、富山県・飛行場、千葉県・第二海軍航空廠佐貫地下工場> 鄭龍喆(チョンリョンチョル)
263 むりやり「徴用」礼状に捺印<千葉県・第二海軍航空廠八重原工場>李東乙(リドンウル)
264 「鎌倉丸」で連行<千葉県・第二海軍航空廠八重原工場>金斉石(キムジェソク)
265 古河炭鉱に連行され<福島県・古河炭鉱、千葉県・日立航空機大網地下工場>安成鎬(アンソンホ)
268 地下工場の建設<千葉県・第二海軍航空廠佐貫地下工場>裵鐘泰(ペジョンテ)
270 香取飛行場建設に「徴用」<千葉県・香取飛行場>朴公彬(パクコンビン)
273 茂原飛行場建設<千葉県・海軍茂原飛行隊>李瑛奭(リヨンソク)
274 朝鮮人掩体壕・滑走路の突貫工事に<千葉県・海軍茂原飛行隊>N・K
276 神田から茂原へ<東京都、千葉県・茂原飛行場、東金飛行場>文在彦(ムンジェオム)
279 茂原飛行場の事務要員<千葉県・海軍茂原飛行隊>谷木雅子(やぎまさこ)
281 日立航空機工場の埋立工事<千葉県・日立航空機千葉工場、新潟県・新津土木>金相均(キムサンギュン)
284 日立航空機工場<北海道、千葉県・日立航空機千葉工場>沈聖求(シムソング)
286 「屑屋」の仕事<千葉県船橋市>李泰云(リテウン)
289 白いご飯が食べたくて<千葉県>李正述(リジョンスル)
291 学校でのいじめ<千葉県>朴順連(パクスンリョン)
294 大夕張炭鉱に連行されて<北海道・三菱鉱業大夕張炭鉱、大黒島格納庫>崔在浩(チェジェホ)
296 計根別のタコ部屋(北海道・計根別飛行場 群馬県日本鋼管草津鉱山)安寿烈(アンスリョル)
299 日本曹達会津工場に連行<福島県日本曹達会津工場、静岡県松崎町>李在寿(リジェス)
301 佐渡鉱山へ連行されて<新潟県・三菱佐渡鉱山>林泰鍋(リムテホ)
303 足尾銅山からの脱出<群馬県足尾銅山>鄭雲模(チョンウンモ)
310 関東大震災を体験して<東京都・東京毛織、栃木県宇都宮市の工場>文戊仙(ムンムソン)
315 「徴用」で東京の工場へ<東京都・東京シャーリング砂町工場>金聲煥(キムソンファン)
317 東京大空襲で焼け出され<東京都江東区>朴之秀(パクチス)
319 東京大空襲<静岡県清水市、東京都墨田区>朱貴禮(チュギレ)
321 東京のメリヤス工場で<東京都江東区>林守根(リムスグン)
322 差別との闘い<静岡県清水市岩手県釜石市>鄭正模(チョンジョンモ)
325 積年の恨み骨髄にまで<長野県・御岳発電所山梨県・韮崎工事>金永培(キムヨンベ)
328 御岳山のダム工事<長野県・御岳発電所ダム>韓在益(ハンジェイク)
330 九死に一生を得て<岐阜県・丸山水力発電所、長野県・御岳水力発電所、岐阜県瑞浪地下工場>李青煥(リチョンファン)
332 大阪の鋳物工場<大阪府・鋳物工場、兵庫県・銑鉄工場、神奈川県・横須賀造船所、茨城県霞ヶ浦航空廠>琴錫祖(クムソクチョ)
334 西脇の紡績工場<兵庫県西脇市>姜守連(カンスリョン)
336 田川炭鉱に連行され<福岡県・三井田川炭鉱伊田坑>李春三(リチュムサム)
338 八幡製鉄所に連行され<福岡県・八幡製鉄所山梨県富士川水力発電工事、神奈川県・相模原市、千葉県・柏飛行場など>朴好城(パクホソン)
340 故郷・両江道での出来事<朝鮮・両江道、千葉県>延順子(ヨンスンジャ)
341 光州の製糸工場<朝鮮・光州、千葉県船橋市>鄭福順(チョンボクスン)

343 第三章 資料編
344 一 知事引継書(神奈川県、千葉県、山梨県閣議決定添付書類)
373 二 神奈川・千葉・山梨三県在日朝鮮人史年表
398 三 神奈川・千葉・山梨三県での朝鮮人強制連行の調査
409 あとがき
411 執筆者と調査団メンバー

                                                                                                                                                                                                                                                                                            • -

※本記事は「s3731127306の資料室」2012年06月29日作成記事を転載したものです。