『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

なぜインターネット文化はもっと正面から批判されないのか?

インターネット文化は、「技術の上になりたっている文化」である。
だから、技術批判と文化批判は同時にしないといけない。

別の言い方をすれば、自信の根拠、信用の根拠が問われる。
いくら巨大化しようと、つまらない自信ならばつまらないのである。それは原子力産業もインターネット産業もまったく同じである。このことをもっと真剣に考えるべきである。

はっきりいってしまおう。インターネット文化のほとんどは、独自の「つまらなくない自信」をもっていない。出版文化をはじめとしたマスコミとつながってはじめて自信をもてるようになっている、そういう風にみえる。既存マスコミが現時点でまだ巨大産業だから、避けられない部分があるのはわかる。しかし、いまはインターネット文化とマスコミのダメなところ同士が共犯関係でろくなことをしていない、いやとんでもなく有害なことをしている、そういっていい。もちろん、その一つが「ひろゆき」問題である。あれでは、技術の上での(それだけではもちろんないけど)「つまらなくない自信」の存在価値がわからないひとびとが出るのはあたりまえである。