『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

わたしの、本気の反万博論 その92 水素、プロパン、メタンガス、ガソリン(液体)の燃焼熱の対応表とTNT1㎏の熱量。これをみれば、メタンガスは決して油断してはいけない物質だという事が分かる。

燃焼熱 
水素 285.84 kj/mol
1mol 2g
12.76×10^3[J/L]
142.92×10^3[J/g]

プロパン 2204.00 kj/mol
1mol 44g
98.39×10^3[J/L]
50.1×10^3[J/g]

メタンガス 890KJ/mol
1mol 16g
39.73×10^3[J/L]
55.6×10^3[J/g]

ガソリン
33.31×10^6[J/L](液体)
密度は一般に783 kg/m3(液体)
33.31×10^6[J/L](液体)
43×10^3 [J/g](液体)

TNT換算 - Wikipedia

カロリーには複数の定義があるが、通常は、1カロリー = 4.184 J(ジュール)(熱化学カロリー(thermochemical calorie))であり、1TNT換算トン = 4.184×10^9 Jとなる。米国のNISTでもこの数値を採用している[1]。

つまり、TNT1kgあたり、4.2×10^6 [J]の熱量である。




大玉転がしの大玉(売っている)
半径0.75[m]
つまり1.3×3.14×0.75×0.75×0.75=1.72[m^3]=1720[L]、
1720[L]×39.73×10^3[J/L]=68.335×10^6 [J]
大玉転がしの大玉いっぱいのメタンガスのもつ熱量は、TNT16kg分ということになる。メタンガスは炭のように燃え残らないだろうから、いちどに燃えた時の放出される熱量もそれぐらいになるだろう。

やっぱり一桁間違えていた、TNT1.6Kg分、つまりTNT2キロ弱の熱量ということにある。
これは人に大けがをさせるのに十分なエネルギーだ。


メタンガス1lあたりの重さ
0.7145 [g/L]
つまりお大玉転がしの大玉いっぱいのメタンガスの重さは
0.7145 [g/L]×1720[L=1228.94 [g]
メタンガス1.2 kgでTNT1.6 kg分の熱量、再計算してたしかめた。



参考映像、ナショナルジオグラフィックが実演した爆発実験
水素・ヘリウム・酸素、最も大きく爆発するものは? | ナショジオ - YouTube

水素ガスの熱量に対応した爆発規模から想像するしかない。
TNT1kgの爆発実験は見られなかった。

おおだか
お大玉転がしの大玉いっぱいの水素ガスの熱量
12.76×10^3[J/L]×1720[L]=44.307×10^6[J]

お大玉転がしの大玉いっぱいの水素ガスの質量
12.76×10^3[J/L]÷50.1×10^3[J/g]×1720[L]=0.255[g/L]××1720[L]=438.6 [g]

水素ガスは同じ体積で、メタンガスの0.25倍の熱量。

いま、トリニトロトルエンの記事を見ていて、燃焼熱と爆発熱は別の数字で書かれてある。
トリニトロトルエン - Wikipedia

燃焼熱 14,500[1] J/g
爆発熱 4184 [2] J/g


ヘスの法則でもう一度計算する必要があるらしい。

TNT
燃焼熱 14,500[1] J/g
爆発熱 4184 [2] J/g
メタンガス
燃焼熱 55,625[1] J/g
水素ガス
燃焼熱 142,920[J/g]

メタンガス1gあたりの燃焼熱(爆発熱ではない)は、TNT1gの燃焼熱(爆発熱ではない)の約3倍
水素ガス1gあたりの燃焼熱(爆発熱ではない)は、TNT1gの燃焼熱(爆発熱ではない)の約10倍