『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

鹿野政直著作集第七巻など メモ

小説の誕生 保坂和志

017 誤読
019 全体的眺望
027 レコード
031 発想が単純すぎる
033 わんわん泣いて
043 語りを目的に向かって絞り込む
064 と同じくらいに積極的な行動である
071 継承者なんだなあ……
076ー077 そんな気持ちだけで読みつづけられるはずがない
078 「ベケットが死んだ」
087 うんざり
096 十ページ読んでは休み
101 もっと救いがたいのは
107 演奏が本当に
113 末井昭
168 という状況分析は芸術家の仕事ではない
194 「複製は実物とーイデオロギーというか」
221 なんでもかんでも子どもに合わせて
249 「児童文学」にかんしては
281 わたしの文学観だ
117ー118 使用人のダニエルがこっそりと

小説、世界の奏でる音楽

010 真に受けること
017 ペドロ・パラモ
036 歯車
043 ヨーゼフ・ロート
048 聖なる酔っぱらいの伝説 ウェルメイド
070 黒人彫刻
077 ヨーゼフ・ロートの”緩さ”
079 愛その他の
081 もう本当に一文字たりとも無駄がない

鹿野政直著作集第七巻
003 戦後歴史学はこれでいいのかとの気持ちがめばえたのは、一九六〇年代のことである。 明治百年祭
012 造語者の底にわだかまる現在意識のようなもの、
027 良知力
047 司馬竜太郎
057 松本清張
083 茨木のり子
089 吉見義明
112 長尾(真)
113 コンピュータ、第二の原子爆弾
139 田中正造
157 技術大国の素顔2
180 本たち 山之口獏
215 若い日の安丸はー、彼の本来の想いが茎の途中から裁りとられてしまう性質をもっていた、膨大な葛藤と悲哀
295 生が”消費”されている、新左翼
227 牧原憲夫
226 安丸良夫、「立場」性
212 (せれは常道であったともいえるのだが)、網野善彦
187 一九八〇年代をつうじてずうっと、学生たちの歴史ばなれを痛感してきた その歴史ばなれのー「豊かな日本」の実現
188 あっけらかん
429 欲望、三者ともにー”支配”への 「人々」の存在感の稀薄化
432 「おのがじし」
433 個人ないし個性にこだわっているとの発見
433 ならば歴史学は、(たぶん文学とともに)せめてこうして対象化される人びと、さらにその究極の単位としての個人にとっての立場に踏ん張り、逆に世界や一国を、その来し方を含めて対象化する役割を担うべきではなかろうか。それは、
 
434 英雄の事跡の記録として始まった歴史そのものの転回も連なるのではなかろうか


ドストエーフスキー覚書
01 ドストエーフスキーの罪悪感 ――『罪と罰』の一考察―― 003
02 ドストエーフスキーにおける絶望と死 ――『悪霊』の一考察―― 028
03 スタヴローギンの精神像 060
04 コーリャ・クラソートキン ――『カラマーゾフの兄弟』の中の一挿話―― 096
05 ドストエーフスキーにおける「自由」の一考察 ――『大審問官』の場合―― 162
06 『ロシアの僧侶』をめぐって ――ドストエーフスキーにおける愛―― 193
07 ドストエーフスキーの『罪と罰』について 223
08 ドストエーフスキーにおける神と人 263
09 ドストエーフスキーにおける「善」について ――『白痴』をめぐって―― 271
10 『人間』の発見 ――『死の家の記録』をめぐって―― 333
あとがき 367
改版あとがき 369
解題 373
森有正全集 第8巻
1978年10月25日 初版第1刷発行
1983年4月30日 初版第4冊発行


ドストエフスキー
アンリ・トロワイヤ

01 試練の青年時代
1 家族 009
2 ダーロヴォエ村 020
3 最初の授業、最初の死別 025
4 工兵たちの城塞 032
5 父の死 044
5 選んだ道 049
7 『貧しき人びと』 059
8 サロン 073
9 『分身』から『家主の妻』まで 083
10 敗走 095
02 流刑地での結婚
1 陰謀 102
2 拘置所 114
3 処刑台 121
4 監獄 134
5 三つの発見 152
6 セミパラチンスク 159
7 マリヤ・ドミートリエヴナ・イサーエフ 166
8 一兵卒の作家 185
9 トヴェーリ 194
03 国外放浪と賭博熱
1 メモから『死の家の記録』へ 201
2 はじめてのヨーロッパ旅行 ――ポーランド事件 214
3 再びヨーロッパへの旅 ――アポリナーリヤ・スースロワ 219
4 『地下生活者の手記』 ――二度の死別 233
5 男やもめ 241
6 『罪と罰』 250
7 アンナ・グリゴーリエヴナ 264
8 ルーレットに賭けるドストエフスキー 274
9 国外での生活 287
10 『白痴』 299
11 『永遠の夫』、『悪霊』の創案、戦争 314
12 『悪霊』 328
04 栄光の晩年
1 『未成年』 347
2 《作家の日記》 364
3 『カラマーゾフの兄弟』の形成過程 376
4 『カラマーゾフの兄弟』 378
5 プーシキンの記念式典 396
6 終幕 407
没後 417
訳者あとがき 426



心配はいらない、必ず生きる道はある 精神疾患に対処できる本 押川剛

目次 007
001 誰もが「病気」というラベルを貼られる時代 013
01 あなたはどんなラベルをはられるのか 014
02 人はなぜラベルを貼られてしまうのか 021
03 ラベルに該当した後に待ち受ける問題 037
04 答えは二つに一つだ! 083
002 病気とともに生きるか? 病気を消して生きるか? 091
01 「人生の民営化」コース 092
 2 彼らはこうして「人生の国営化」の道を選んだ! 114
 ■【実例1】Aさん(三十代・男性・独身)の場合
 ■【実例2】Bさん(五十代・女性・独身)の場合
 ■【実例3】Cさん(三十代・男性・独身)の場合
 ■【実例4】Dさん(四十代・男性・既婚)の場合
 3 優遇措置にも注意が必要。これだけは知っておこう! 129
 4 「人生の国営化」コースのメリットとデメリット 134
02 「人生の民事再生法」コース 137
 ■③再発させないために三つの「愛」の土台を作る(家族愛/友人愛/異性愛
 ■④食欲+睡眠欲+性欲+金銭欲という四つの欲求を、健康的にバランス良くコントロールする 160
 2 彼らはこうして病状を完全に消した! 167
 ■【実例1】Eさん(二十代・男性・独身)の場合 167
 ■【実例2】Fさん(二十代・女性・既婚)の場合 176
 ■【実例3】Gさん(二十代・男性・独身)の場合 187
 ■【実例4】Hさん(二十代・男性・独身)の場合 197
 3 医師と薬は使いよう――知らないと痛い目にあう基礎知識! 209
 4「人生の民事再生法」コースのメリットとデメリット 225

003 心配はいらない、必ず生きる道はある! 227
01 「人生のフリーエージェント」 228
02 何はともあれ、食えなければ生きてはいけない! 243
03 職人(匠)の世界に活路を見いだそう 255
04 いざとなれっば、日本を捨てるのは簡単だ 268
おわりに 277

参考文献 282―285

2003年7月20日発行

P242 現在、私の頭の中にあるのは、「農業」「理容業」「海外移住」という三つの答えです。どれも「え?」と思われるものばかりかもしれませんが、これまでにさまざまな患者や家族などと接してきた私が、考えに考え抜いて到達した、現時点での答えです。わたしのこれまでの経験と考えを凝縮した、「中間レポート」としてお読みください。読めば必ず納得してもらえると思います。 




海よ眠れ 一

第一章 友永大尉の「真実」 007
1 出撃まで
2 ミッドウェーへ
3 片肺の艦攻機
4 おそい結婚
5 新しいいのち
6 友永大尉の妻
7 女たちの千五
第二章 |いのちが宝《ぬちどうたから》 085
1 戦場の市民たち
2 素直な少年
3 玉那覇平一・二十六歳
4 なちかさん、いくさ
5 のこされた子
5 海から海へ
8 十四歳・十七徴
9 旅や浜宿り
10 艦砲射撃
11 ただ一人存命の父 230
昭和五十九年9月20日 第1刷
昭和59年12月25日 第11刷


海よ眠れ 二

第三章 インディアンの血 007
1 第八雷撃機中隊 008
2 ゴッド・ブレス・ユー 017
3 ダイヤの腕輪 033
4 伝わらない「挨拶」
5 「ジョニー・1《ワン》 攻撃中《アンダー・アタック》」
6 喪衣とアルコール
第四章 空母「蒼龍」艦橋 091
1 涙なき能《あた》わず
2 火焔のなかえ
3 平戸島の風と光
4 戦死 七一〇名
第五章 生きのこること 155
1 生還者の沈黙
2 「赤城」艦長
3 臨月の妻
4 家という傘
第六章 「ハマン」からの声 221
1 平和帰るの鐘 222
2 血の海 231
3 ほんの子供だった 244
昭和59年10月30日 第一刷
昭和59年11月5日 第二刷


 はじめに
精神障害者移送サービス」という仕事 017
十年前から予測された事態/なぜ医療につなげられないのか/医療と人権の間で悩む人々/入院には三つのパターンがある/水面下で行われてきた移送/法律が変わってどうなるか/望ましい移送のシステムとは/七段階のステップ/移送にかかる費用
2 家族の情景―移送ドキュメント 033
初めての移送【ケース1/四十代・男性】 34   最初の電話/時間か止まったような家/異様な光景/ようやく病院へ
二回目の移送【ケース2/三十代・男性】 43   当日の移送依頼/職場での説得/無神経な母親の言葉/親から感謝されて
史上最悪の移送現場【ケース3/三十代・女性】    クリスマスの移送依頼/不思議な依頼内容/想像を絶する光景/豹変した父親/精一杯の対応/弁護士からの電話
十四歳の少年【ケース4/十代・男性】 069   母親のすがるような声/破壊し尽くされた家/やくざに憧れる少年
セックスへの執着と不安【ケース5/三十代・男性】 076
謎の女性の存在/セックスがしたい!/刃物がもたらした不気味な静寂/セックスへのこだわり
刃物を持った女性【ケース6/十代・女性】 086
料金に逡巡する親/部屋に閉じこもり、刃物を手に……/素直な患者に茫然とする母親
移送の必要がない患者【ケース7/二十代・女性】 095
横柄な親の言葉/普通に話ができるのに……
家族の犠牲となった患者【ケース8/三十代・男性】 101
珍しい既婚者の患者/まったく信用できない家族たち/親としての愛情が感じられない!/移送にとって最も大切なこと3
 私が患者を説得できる理由 115 母親からの強い影響/いじめをなくしてくれた先生/全校生徒と毎日挨拶を交わす/同級生の心が見えなくなった/突然「キレた」同級生/軍隊のように見えた進学校の生徒たち/予備校時代に起きた「事件」/心理学研究同好会で気づいたこと/「自分の仕事」を探して/「人・物・金」の真ん中に立て/異色の警備業者/従業員が精神障害者に/「移送」を仕事にしよう/いよいよ業務開始/理解してもらえない「移送」/こんなにリスクの大きい仕事はない
4 「患者」と「家族」の溝と絆 155
二つのキーワード―「性」と「家族」/十代が抱える問題/性の問題をどうやって解決するのか/凶器は性器(ペニス)の象徴/三十代の問題/三十代にとってのセックスとは/大半の原因は親子関係の中に/家庭内の「揉み消し体質」/第三者が介入するメリット/子供と同じ立場に立って考えるということ/私は精神障害者が好き/薬物がからんだ場合/患者と接するコツ/移送という仕事の難しさ/本当の幸せとは何か5
これから予想される事態、それにどう備えるか 195
事件でも起こせば入院できる、と言う医者/今後の移送のあり方/行政が行う移送/欠陥だらけのルールとシステム/移送手順の問題点/移送方法の問題点/移送すべきケースの見きわめ/民間業者のメリット/悪質な業者もいる/精神病院・精神科医が抱える問題/表面化しにくい精神科医の医療ミス/さらなる進歩をめざして
あとがき 225

2001年2月10日 第1刷発行
子供部屋に入れない親たち――精神障害者の移送現場から――



はじめに 003
Ⅰ『神聖喜劇
梗概と読解覚書 012
 第一部絶海の章/第二部混沌の章/第三部運命の章/ 第四部伝承の章/第五部雑草の章/第六部迷宮の章/ 第七部連環の章/第八部永却の章
自作にたいする大西巨人の言葉 039
 『神聖喜劇』という題名について/東堂太郎の強記について①/ 「知りません」禁止「忘れました」強制について/「何某」事件について/ 「敵を散散殺したる」について/束堂太郎の強記について②/「お蔭を蒙った」表現について/ 作者が愛着を覚える人物/田能村竹田のこと/ 「ガンスイ」のことなど/大前田の逃亡について/ 大前田を見送る場面について/「面天奈狂想曲」について
神聖喜劇』主要登場人物一覧064
神聖喜劇』関係対馬地名一覧 071
神聖喜劇』作中年表078
Ⅱ 『神聖喜劇』の成立 091
神聖喜劇』の構想について
二、発表形態と改稿について
三、改稿の実例をめぐって
Ⅲ 『神聖喜劇』論評史 109
 一九六〇年代から七〇年代前半期まで/一九七〇年代後半期以降
Ⅳ『神聖喜劇』に関する研究と批評 127
寺田透大西巨人神聖喜劇』第一部・第二部」 128
井上ひさし「人間への回心」 155
大岡昇平「曇りのち晴れ」 164
亀井秀雄「ことばの奪還――『神聖喜劇』論――」 167
篠田一士『守成の妙―九八〇年』 190
Ⅴ 『神聖喜劇』関連資料 203
『鶏知重砲兵連隊歴史』より/対馬要塞重砲兵連隊本部見取り図について/対馬要塞砲兵配置図について/『神聖喜劇』関連文献目録
地図=平林邦史

写真20枚
01 対馬要塞(鶏知〈けち〉)重砲兵連隊本部敷地・建造物跡およびその周辺(鶏知町)の航空写真(1947年4月26日・米極東空軍撮影・日本地図センター所蔵)
16 「昭和一七年度第一次補充兵役入隊兵」
20 「昭和一九年度現役初年兵」行軍のおりの記念写真(1944年6月頃撮影・大西巨人氏所蔵)




うみよねむれ 第3巻
第七章 子午線の東と西 007
 1 軍事機密  008
 2 父は「加賀」乗組員  023
 3 三界に家なし  036
 4 母と娘の縁  050
第八章 シアトルにて 065
 1 生還機の戦死者 066
 2 士官候補生の恋  076
 3 グッド・メモリー  089
第九章 母の長命 101
 1 山田コト  102
 2 百歳のいのち  114
第十章 ナーシング・ホーム 129
 1 メイン州バース   130
 2 水兵生活  143
 3 真珠湾の戦死者 155
 4 弟は「マハン」で 168
第十一章 ラブレター 183
 1 M海軍大尉  184
 2 戦争前夜  196
 3 愛のすべてを  209
 4 「飛龍」と「ヨークタウン」  224
 5 遺された娘たち  237

第4巻

第十二章 嵐のあと 007
1 一九八四年夏  008
2 『日本捕虜志』  024
3 マイ・ブルーノ 037
4 ミルウォーキーの英雄  050
5 もう一人のPOW  063
6 愛歌「オールドマン・リバー」  077
7 一水兵の戦後  090
8 五ガロンの石油缶  104
9 二人の捕虜  118
10 「巻雲」艦上で  131
11 To My Matchless Husband  145
12 暗い海面  162
13 舷側の鎖  174
14 三通りの処刑  190
15 「赤城」の停止  221
16 哀願した眼  221
17 ある証言  232


第1巻

日本の近代化と民衆思想 ニホン ノ キンダイカ ト ミンシュウ シソウ 2-63
衆道徳とイデオロギー編成 ミンシュウ ドウトク ト イデオロギー ヘンセイ 64-100
近代社会への志向とその特質 キンダイ シャカイ エノ シコウ ト ソノ トクシツ 102-170
『日本の近代化と民衆思想』あとがき ニホン ノ キンダイカ ト ミンシュウ シソウ アトガキ 172-180
「民衆思想史」の立場 ミンシュウ シソウシ ノ タチバ 181-203
生活思想における「自然」と「自由」 セイカツ シソウ ニ オケル シゼン ト ジユウ 204-251
二宮尊徳思想研究の課題 ニノミヤ ソントク シソウ ケンキュウ ノ カダイ 252-266
歴史研究と現代日本との対話 / 「働きすぎ」社会を手がかりに レキシ ケンキュウ ト ゲンダイ ニホン トノ タイワ 267-283
「近代家族」をどう捉えるか キンダイ カゾク オ ドウ トラエルカ 284-296
「通俗道徳」のゆくえ ツウゾク ドウトク ノ ユクエ 298-316
砺波人の心性 トナミジン ノ シンセイ 317-344
民衆的規範の行方 ミンシュウテキ キハン ノ ユクエ 345-371
伝統型「ゼミナール」? デントウガタ ゼミナール 372-375
研究と人生のはざまで / 民衆思想史形成の軌跡 / 解説 ケンキュウ ト ジンセイ ノ ハザマ デ 若尾 政希/著 ワカオ マサキ 377-394

第2巻

民衆蜂起の世界像 / 百姓一揆の思想史的意味 その1 ミンシュウ ホウキ ノ セカイゾウ 2-53
民衆蜂起の意識過程 / 百姓一揆の思想史的意味 その2 ミンシュウ ホウキ ノ イシキ カテイ 54-168
「世直し状況」下の民衆意識 ヨナオシ ジョウキョウカ ノ ミンシュウ イシキ 170-193
一揆記録の世界 イッキ キロク ノ セカイ 194-214
民衆運動における「近代」 ミンシュウ ウンドウ ニ オケル キンダイ 216-282
明治一〇年代の民衆運動と近代日本 メイジ ジュウネンダイ ノ ミンシュウ ウンドウ ト キンダイ ニホン 284-306
民権運動の系譜 ミンケン ウンドウ ノ ケイフ 307-323
困民党の意識過程 コンミントウ ノ イシキ カテイ 324-359
安丸良夫の民衆運動論 / 「文体」と「歴史的想像力」をめぐって / 解説 ヤスマル ヨシオ ノ ミンシュウ ウンドウロン 成田 龍一/著 ナリタ リュウイチ 361-378

第3巻

仏教史における伝統と近代 / 葛藤と模索 ブッキョウシ ニ オケル デントウ ト キンダイ 2-45
「世直し」の論理の系譜 / 丸山教を中心に ヨナオシ ノ ロンリ ノ ケイフ 46-116
天皇制下の民衆と宗教 テンノウセイカ ノ ミンシュウ ト シュウキョウ 118-155
大本教と「立替え立直し」 オオモトキョウ ト タテカエ タテナオシ 156-172
出口王仁三郎の思想 デグチ ワニサブロウ ノ シソウ 173-211
近代転換期における宗教と国家 キンダイ テンカンキ ニ オケル シュウキョウ ト コッカ 214-298
民衆宗教と「近代」という経験 ミンシュウ シュウキョウ ト キンダイ ト イウ ケイケン 300-327
現代日本における「宗教」と「暴力」 ゲンダイ ニホン ニ オケル シュウキョウ ト ボウリョク 328-352
宗教とコスモロジーから見えてくるもの / 安丸歴史学の「思想」軸 / 解説 シュウキョウ ト コスモロジー カラ ミエテ クル モノ 島薗 進/著 シマゾノ ススム 353-370

第4巻

民俗の変容と葛藤 ミンゾク ノ ヘンヨウ ト カットウ 2-63
排仏論から国体神学へ ハイブツロン カラ コクタイ シンガク エ 64-88
近代天皇像の形成 キンダイ テンノウゾウ ノ ケイセイ 89-115
「監獄」の誕生 カンゴク ノ タンジョウ 118-199
一八五〇-七〇年代の日本 / 維新変革 センハッピャクゴジュウ ナナジュウネンダイ ノ ニホン 202-266
近代的社会観の形成 キンダイテキ シャカイカン ノ ケイセイ 268-294
海保青陵の歴史的位置 カイホ セイリョウ ノ レキシテキ イチ 295-340
日本ナショナリズムの前夜 / 国体論・文明・民衆 ニホン ナショナリズム ノ ゼンヤ 341-367
安丸思想史の軌跡 / 民衆思想史から全体史へ / 解説 ヤスマル シソウシ ノ キセキ 若尾 政希/著 ワカオ マサキ 369-385

第5巻


戦後知の変貌 センゴチ ノ ヘンボウ 2-36
黒田俊雄の中世宗教史研究 / 顕密体制論と親鸞 クロダ トシオ ノ チュウセイ シュキョウシ ケンキュウ 37-70
色川大吉と戦後歴史学 / 「民衆史」の構想力 イロカワ ダイキチ ト センゴ レキシガク 71-106
回顧と自問 カイコ ト ジモン 107-142
歴史意識の黄昏? レキシ イシキ ノ タソガレ 143-160
日本の近代化についての帝国主義歴史観 ニホン ノ キンダイカ ニ ツイテ ノ テイコク シュギテキ レキシカン 162-191
(書評)坂田吉雄編『明治維新史の問題点』 ショヒョウ サカタ ヨシオ ヘン メイジ イシンシ ノ モンダイテン 192-213
日本マルクス主義歴史学 ニホン マルクス シュギ ト レキシガク 214-220
方法規定としての思想史 ホウホウ キテイ ト シテ ノ シソウシ 221-245
前近代の民衆像 ゼンキンダイ ノ ミンシュウゾウ 246-268
民衆史の課題について / 井上幸治『近代史像の模索』・林英夫『絶望的近代の民衆像』を読む ミンシュウシ ノ カダイ ニ ツイテ 269-285
脱構築」の時代 ダツ コウチク ノ ジダイ 288-297
「全体史」のゆくえ ゼンタイシ ノ ユクエ 298-303
阿部社会史、原点への回顧 / 阿部謹也『北の街にて』解説 アベ シャカイシ ゲンテン エノ カイコ 304-313
比較への意思 / 阿部謹也『ヨーロッパを見る視角』解説 ヒカク エノ イシ 314-319
語りえぬことを語ることについて カタリエヌ コト オ カタル コト ニ ツイテ 322-325
丸山思想史学、遠望する灯火 マルヤマ シソウシガク エンボウ スル トウカ 326-335
社会学部の学問を振り返って シャカイガクブ ノ ガクモン オ フリカエッテ 336-355
遅塚さんと二宮さん チズカ サン ト ニノミヤ サン 356-359
歴史学の<方法>と「戦後知」としての歴史学 / 解説 レキシガク ノ ホウホウ ト センゴチ ト シテ ノ レキシガク 成田 龍一/著 ナリタ リュウイチ 361-379

第6巻

『<方法>としての思想史』はしがき ホウホウ ト シテ ノ シソウシ ハシガキ 2-24
一揆・監獄・コスモロジー』はしがき イッキ カンゴク コスモロジー ハシガキ 25-40
『文明化の経験』序論 課題と方法 ブンメイカ ノ ケイケン ジョロン カダイ ト ホウホウ 41-80
文化の戦場としての民俗 ブンカ ノ センジョウ ト シテ ノ ミンゾク 82-87
史料に問われて シリョウ ニ トワレテ 88-93
例外状況のコスモロジー / 国家と宗教<インタビュー> レイガイ ジョウキョウ ノ コスモロジー 94-121
『日本ナショナリズムの前夜』はしがき ニホン ナショナリズム ノ ゼンヤ ハシガキ 122-126
『日本の近代化と民衆思想』(平凡社ライブラリー版)あとがき ニホン ノ キンダイカ ト ミンシュウ シソウ ヘイボンシャ ライブラリーバン アトガキ 127-130
正造馬鹿 ショウゾウ バカ 131-135
透谷、あるいは精神の原風景 トウコク アルイワ セイシン ノ ゲンフウケイ 136-138
反動イデオロギーの現段階 / 歴史観を中心に ハンドウ イデオロギー ノ ゲンダンカイ 140-179
戦後イデオロギー論 センゴ イデオロギーロン 180-213
従軍慰安婦」問題と歴史家の仕事 ジュウグン イアンフ モンダイ ト レキシカ ノ シゴト 214-229
近世思想史研究と教科書裁判 / 原告側補佐人として出廷して キンセイ シソウシ ケンキュウ ト キョウカショ サイバン 230-239
「教科書問題」と現代日本 キョウカショ モンダイ ト ゲンダイ ニホン 240-256
(書評)神島二郎『近代日本の精神構造』 ショヒョウ カミシマ ジロウ キンダイ ニホン ノ セイシン コウゾウ 258-270
近代日本の思想構造 / 丸山眞男『日本の思想』を読んで キンダイ ニホン ノ シソウ コウゾウ 271-290
(書評)色川大吉『明治精神史』 ショヒョウ イロカワ ダイキチ メイジ セイシンシ 291-304
(書評)日本社会の病理の追求 / 藤田省三天皇制国家の支配原理』 ショヒョウ ニホン シャカイ ノ ビョウリ ノ ツイキュウ 305-310
(紹介と批評)丸山眞男『日本政治思想史研究』 ショウカイ ト ヒヒョウ マルヤマ マサオ ニホン セイジ シソウシ ケンキュウ 311-324
思想史研究の立場 / 方法的検討をかねて シソウシ ケンキュウ ノ タチバ 325-344
(書評)「教育史学」を問いなおす / 中内敏夫『新しい教育史』 ショヒョウ キョウイクシガク オ トイナオス 345-348
「方法としての思想史」をめぐって / 座談会 ホウホウ ト シテ ノ シソウシ オ メグッテ 岩崎 稔/構成 イワサキ ミノル 349-398


岡本太郎の宇宙1 対極と爆発

目次
岡本太郎の新世紀 003

赤い兎 011

今日の芸術
初版の序 020
新版のために 021
文庫版によせて 022
一 なぜ、芸術があるのか 023
二 わからないということ 033
三 新しいということは、何か 055
四 芸術の価値転換 100
五 絵はすべての人の創るもの 115
六 われわれの土台はどうか 191
夜の会
夜の会 248
悲劇的な立場の自覚 250
悲劇について(座談会) 252
アヴァンギャルドの精神(座談会) 281
前衛絵画をめぐる(対談) 316
対極主義(討論) 332
対極主義
アプストラクシオンとスュールレアリズム 352
絵画の価値転換 353
アヴァンギャルドの歴史 356
アヴァンギャルドの精神 382
対極主義 409
対極主義 412
影響 流派 展望 420
芸術観――アヴァンギャルド宣言 421
結語、アヴァンギャルドの将来(対極主義) 432
爆発と瞬間
わが裏切りの芸術 440
わがレアリテ 442
無意味・笑い(森の掟) 443
黒い太陽 445
わが友――ジョルジュ・バタイユ 451
宇宙時代の芸術 456
対極――芸術の現代を超える 463
瞬間 476
序――呪術誕生 482
芸術と遊び――危機の接点 489
対極 503
万国博に賭けたもの
祭り 514
万博の思想(インタビュー) 520
万国博に賭けたもの 547

解説 「爆心地」に残された言葉(椹木野衣) 561
解題に代えて 589




岡本太郎の宇宙3 伝統との対決

目次

岡本太郎の新世紀 005

縄文土器論――四次元との対話 013

日本の伝統
初版の序 032
角川文庫版の序 034
はじめに 035
1 伝統とは創造である 038
2 縄文土器――民族の生命力 062
3 光琳――非情の伝統 084
4 中世の庭――矛盾の技術 112
5 伝統論の新しい展開――無限の過去と局限された現在 203

雪舟は芸術か 215
伝統論争(対談 亀井勝一郎岡本太郎) 223
日本再発見――芸術風土記
秋田 254
長崎 271
京都 293
出雲 293
岩手 341
大阪 364
四国 391
日本文化の風土 415
あとがき 427

伝統と創造 431
伝統と現代造形 435

伝統とはなにか 448
伝統とはなにか 448
原始の美 463
「伊勢」――ふたつの神聖 473
仏像にせもの論 475
面 481
石と木における人間のドラマ 491
生活者のイメージ――琳派の自然 513
浮世絵・光琳縄文土器 523
解説 伝統の血肉化へ(山下裕二) 529
解題に代えて 555


岡本太郎の宇宙2 太郎誕生

岡本太郎の新世紀

母の手紙

父母追想 014
滞欧中の手紙 024
東京から巴里への手紙 093
「母の死」父と子の書簡 162
付記 225
岡本一平による序 225
母の思い出 229
あとがき 234
川端康成による序 236
自伝抄 挑む
対極に遊ぶ男 240
母の後ろ姿 242
学校ぎらい 245
抽象芸術運動 252
「傷ましき腕」の誕生 257
バタイユとの出会い 264
破局 269
四番目主義 274
”冷凍された”五年間 279
孤独な闘いを開始 282
太陽の塔 287

巴里回想

巴里の悲劇 292
美の先達者 304
巴里画壇の黄昏 318

小説『青春の森』 335

パリの仲間たち

パリの仲間たち 358
ブラウネール事件 388
回想の女流画家 390

青春ピカソ

ピカソ発見 404
ピカソへの挑戦――権威破砕の弁証法 414
ピカソ芸術の本質 423
ピカソの作品 445
青春ピカソ 477
ピカソとの対話 494

わが二等兵物語

わが二等兵物語 524
白い馬 539

大陸の風物 541

私の哲学――若き世代からの発言 551

あとがき(『岡本太郎画文集 アヴァンギャルド』より) 573

解説 聖家族曼荼羅安藤礼二) 581

解題に代えて 605


岡本太郎の新世紀5 世界美術への道

すさまじい美学について 013

美の呪力

Ⅰ イヌクシュクの神秘 022
Ⅱ 石がもし口をきいたら 036
Ⅲ 血・暗い神聖 054
Ⅳ 古代の血・現代の血 070
Ⅴ 透明な爆発・怒り 089
Ⅵ 挑戦 106
Ⅶ 仮面の戦慄 123
Ⅷ 聖火 140
Ⅸ 火の祭り 155
Ⅹ 夜――透明な混沌 174
XI 宇宙を彩る 192
あとがき 207

日本列島文化論――日本人は爆発しなければならない(対話)

泉さんのことなど――まえがきにかえて(岡本太郎
第一章 反ヨーロッパ宣言 214
第二章 「血」と「太陽」 249
第三章 科学との対決 280
第四章 伝統論 324
第五章 日本人は爆発しなければならない 346
あとがきにかえて (泉靖一) 382

遥かなりユーラシア草原

騎馬民族の呪力 388

中南米に見る生命の深淵

「現代」の対極 408
メキシコ賛歌 416
溢れる人間味 423
テキーラとレモン 426
燃える中南米の美 429
ケイロスのメキシコ芸術 443
インカの末裔 453

宇宙を翔ぶ「眼」

時空を超える感動 462

岡本太郎 年譜 481

解説 孤独な呪術師の使命(今福龍太) 509

解題に代えて 541




岡本太郎の新世紀4 日本の最深部へ

沖縄文化論――忘れられた日本

まえがき 014
沖縄の肌ざわり 015
「何もないこと」の眩暈 041
八重山の悲歌 072
踊る島 103
神と木と石 131
ちゅらかさの伝統 156
結語 165
あとがき 180
増補 神々の島 久高島 182
増補 本土復帰にあたって 200

神秘日本

オシラの魂――東北文化論 208
修験の夜――出羽三山 273
花田植―農事のエロティスム 311
火、水、海賊――熊野文化論 336
秘密荘厳 382
曼荼羅頌 409
後記 431

お答えいたします――花田清輝鶴見俊輔唐木順三木下順二に答える

花田清輝より岡本太郎へ。『今日の芸術』をめぐって。 436
岡本太郎より花田清輝へ。 439
鶴見俊輔より。岡本太郎「日本の伝統」「伝統序説」によせて。 441
鶴見俊輔にこたえる。 444
伝統と小天才たち。岡本太郎の伝統論をめぐって。(唐木順三) 446
再説、今日の芸術。唐木順三氏の疑問に答えて。 451
岡本太郎『日本再発見』評。 458
日本再発見の意図。木下順二氏の『日本再発見』評に答えて。 460
民衆の生命力 463

日本の伝統と私(対談) 473

縄文の文化こそ、日本人の心のふるさとだ(鼎談) 491

諏訪「御柱祭」 509

解説 もうひとつの旅学、日本へ、神秘へ(赤坂憲雄

解題に代えて 549


岡本太郎の本

第1巻 呪術誕生

呪術誕生 001
呪術誕生 003
黒い太陽 009
美の先達者 014
死の本能――フロイト『快不快原理を超えて』 023
圧しつぶされた叫び 025
ピカソの作品 031
 ゲルニカ 対極 闘争の時代 夜の世紀
夜の会 040
芸術観――アヴァンギャルド宣言 043
絵画の価値転換 052
芸術の価値転換 055
 芸術は「ここちよく」あってはならない 芸術はいやったらしい 芸術は「きれい」であってはならない 芸術は「うまく」あってはいけない
無意味・笑い〈森の掟〉 068
坐ることを拒否する椅子 070
梵鐘を作る 072
衝動から実現まで――私の創作過程 077
わが裏切りの芸術 080
わがレアリテ 082
コンペイ党趣意 084
建築と絵画 090
彫刻について 101
芸術とデザイン 105
絵画における技術とはなにか 112
芸術と遊び――危機の接点 118
対極 130

パリ回想 139

パリ回想 141
パリの悲劇 パリ画壇の黄昏
パリの仲間たち 164
※ アトラン、ペヴスネール、ガボ、ドローネー、モンドリアン、アルプ、ジャコウスキー、ブラウネール、ヴィエラ・ダ・シルヴァ、ソニア・ドローネー、レオノール・フィニなど
わが友 ジョルジュ・バタイユ 200

自伝抄 205
対極に遊ぶ男 母の後ろ姿 学校ぎらい 抽象芸術運動 『傷ましき腕』の誕生 バタイユとの出会い 破局 四番目主義 ”冷凍された”五年間 孤独な闘いを開始 太陽の塔

母と私 249
ユーレイかのこ 童女の呪術 母の業 多摩川 女の原点 私の好きな母の歌

初出一覧 269


第2巻 日本の伝統

日本の伝統 001
一 伝統とは創造である 003
二 縄文文化――民族の生命力 024
三 光琳――非情の伝統 045
四 中世の庭――矛盾の技術 070
五 伝統論の新しい展開――無限の過去と局限された現在 148

日本再発見――芸術風土記―― 157
出雲 159
岩手 180

孤独者と単独者 201
(※富岡鉄斎セザンヌなど印象派との対比)
仏教にせもの論 208
面 213
雪舟 222
生活者のイメージー琳派の自然 225

初出一覧 234

第3巻 神秘日本

神秘日本
オシラの魂――東北文化論 003
修験の夜――出羽三山 059
花田植――農事のエロティスム 090
火・水・海賊――熊野文化論 112
秘密荘厳 151
曼荼羅頌 174
増補 出羽三山紀行――羽黒山・月山・湯殿山 192

沖縄文化論――忘れられた日本――より
「何もないこと」の眩暈 199
八重山の悲歌 226
踊る島 252
神と木と石 275

初出一覧 298

第4巻 わが世界美術史 美の呪力
わが世界美術史 美の呪力
一 イヌクシュクの神秘 003
二 石がもし口をきいたら 017
三 血――暗い神聖 032
四 古代の血・現代の血 047
五 透明な爆発――怒り 063
六 挑戦 077
七 仮面の戦慄――イニシエーション 092
八 聖火 107
一〇 夜――透明な渾沌 136
一一 宇宙を彩る――綾とり・組紐文の呪術 151
増補 仮面脱落 166

ヨーロッパ再訪 181
自然、この反美学的なもの 個展 ピカソとの対話 ヨーロッパの戦後派

芸術家たち 239
ピカソ芸術の世界観 スキャンダリスト ダリ クルト・セリグマン カルダーのアトリエ 特異な彫刻家 ジャコメッティ レジェ作品のオプティミスム アルプの思い出 アトランの死 ミロの透明な世界

渾沌の中の「美」と「聖」(ピエール・クロソウスキー/久米博訳) 277
初出一覧 288

第5巻 宇宙を翔ぶ眼

宇宙を翔ぶ眼
序章 宇宙を翔ぶ眼 003
第一章 匂いと彩りのインド 018
第二章 遥かなりユーラシア草原 048
第三章 いのち輝くスペイン 062
第四章 中南米に見る生命の深淵 103
第五章 韓国発見 145

迷宮のなかを行く 181
迷宮のなかを行く 183
万国博に賭けたもの 208

思い出のパリ 219
思い出のパリ 私と人類学 巴里大学の想い出 パリ土産話 戦火を逃れて

交游抄 271

だだっ子を詩人にした雑誌 預言者ニーチェ 旅愁の人 キャパ、マドモアゼル・タロー エルストの死 青春の友 カイヨワ 懐しい友、ブラッサイ アベコベ 石川淳のこと 孤独な歩行者としての山本太郎 四十年ぶりのマルロー ドローネー夫婦 一つ屋根の下 思想とアクション 瀧口修造

初出一覧 320



「愛」というとるが 押川剛
  はじめに 005

序章経験と独学で築いた私の仕事 111

1 「ピンチ」のときほど笑え! 027
思ったことを素直に伝えろ! 029
ピンチを遠ざけるとチャンスも遠のく 031
ピンチをチャンスに変える視点 039
ピンチのときこそ笑え! 042
ピンチを打破するための三つのポイント 044 
2 家庭の中の独裁者は誰だ! 047
「母親犯人説」は本当なのか? 049
息子の問題では母親が、娘の問題では父親が動く 053
「息子=父親/娘=母親」という法則 060
独裁者は素直に非を認めろ! 066
3 手はこころの窓口 071     
瞬時に相手のことがわかる方法 073
万感の思いをこめた握手 077
親友が教えてくれたヒント 082
てのひらの汗に隠された秘密 085
人間関係で大事なのは調和(バランス)をとること 094
4 こころを開く三つの要素 103
人間は独りになるとおかしくなる 105
コミュニケーションはスキンシップから 108
「性」を話題にすれば誰とでも話ができる 111
「人間関係」=「互いに助け合うこと」=「愛」 116
5 ひとは誰でも家族から成り立つ 123
韓国のひとたちの意外な視点 125
「精神衛生上良いひきこもり」と「精神衛生上良くないひきこもり」 130
韓国では、ひきこもりは二十歳まで!? 133
今の日本人には「家族愛」と「人間としてのプライド」がない! 139
6 親子の上下関係は、絶対に崩すな! 145
家庭内暴力は単なる親子喧嘩にすぎない! 147
子供に売られた喧嘩には、親は絶対に勝だなければならない 153
「言い切る」とはどういうことか 158
「母親のような女性と結婚したいっ!」と言われるために 163
異性愛」に目覚めた子供とは距離を置け! 166
子供の問題は、両親の夫婦関係に原因がある 176
7 「愛」を犠牲にしてまで勉強させるな! 181
受験勉強を頑張ったひとは、バランスを崩しやすい 183
三つの「愛」の衛星を周りに飛ばせ! 185
受験勉強は子供から「愛」を奪う 190
おわりに 194
写真/田山達之 装丁/堀内森平



作業中、以下
もくじ 思舂期にあわてないお母さんへの処方箋70     10代の子どもと対話できる本
一一●

お母さんへの伝言
一一-―子どもはいつもあなたを見ています
01子どものためのホンモノの愛情・ウソの愛情 016
02子どもと距離ができてしまったら、喜怒哀楽の会話から始めてみよう! 018
03こころの奥で子どもが求めている「母親力」とは何か? 021

第1部子どもが発する小さなサインに応えてあげよう纈
行動&言動に起こった変化にはこう対処しよう!
04「べつに」「わからない」「関係ない」を子どもが口にする3つの理由 030
05言うことを聞かない子どもには、どんな話をすればよいのか? 034
06話したがらない子どもから本音を聞き出す効果的方法 036
07子どもに変身願望が芽生えたら、どう対応するのがいちばんいいか? 039
08リビングや応接間で子どもが寝るのは、お父さんを無意識に求めている証拠 042
09子どもが読書に熱中するときの意外な落とし穴とは? 044
10思春期になって、しきりと鏡を気にするようになったら? 046
11子どもが奇抜なファッションを欲しがったり買ったりしたら? 049
コラム●子どものこころは「手のひらの汗」からわかる 053
子どもは王子であっても王様ではない
12子どもが親を奴隷のようにこきつかおうとしてきたら? 058
13子どものこころの深い傷は、じつは親子の夫婦関係にある!? 062
14叱るときも諭すときも、両親の意見はひとつに 065
第2部 子ども部屋はサインの宝庫!
あなたの家の子ども部屋はどんな状態ですか?
15子ども部屋に入るのを遠慮していては、結局、子どもを孤立させてしまう 072
16子ども部屋の鍵を取りはすすための実践的方法 075
17子ども部屋に入ったらモノを動かして、親が入った形跡を残しておこう 079
18「なんで勝手にいじったの!」と言われたら、こう答えてあげよう! 083
部屋の様子が気になつたら、こんなふうに対応を
19タバコや酒があったら部屋からもち出し、3日間黙って様子を見よう 088
20ひとり遊びばかりしている子は、こころのバランスを崩しやすい!? 091
21子ども部屋にパソコンを置かない方がよい理由とは? 093
22パソコン使用における親子のルールをつくろう! 094
サインかな?と思ったら
23お母さんが変だと感じたら、その部屋はほんとうに変なのです 098
24「?」と思う本があったら、お母さんもすすんで読んでみよう 100
25子どもに部屋を掃除させるときのコツ 102
子ども部屋にこんなモノがあったら要注意!
26キャラクターグッズとメルヘン趣味は、愛情不足の危険サイン 108
27大量のコレクションの裏に隠されたこころの叫びに耳をかたむけよう 110
28ホラーやアクション映画、戦闘系アニメなどのビデオが大量にあったら、ショック療法を 113
29お守りやお札など「信心アイテム」をいくつも飾っているときは医師に頼ろう 115
30ナイフやエアガンを収集したがる子どもの心理とは? 116
31子ども部屋にある不要なモノを捨てさせるために有効な方法 117
コラム●子どもが元気に過ごせる家や部屋にしよう 120
第3部ピンチにして最大のチャンス――思春期を迎えたわが子への接し方
はむかう態度にはかならず応じることが大切 32ムカついている子どもに言ってはいけない母親の言葉とは? 33「くそじじい≒くそばばあ」などと、子どもが言ってきたら?
ピンチにして最大のチャンスト馨期を迎えたわが子への接し方
はむかう態度にはかならず応じることが大切
32ムカついている子どもに言ってはいけない母親の言葉とは? 126 33「くそじじい」「くそばばあ」などと、子どもが言ってきたら? 129
34子どもが言い返してきたら、どう向き合えばいいのか? 131
35似合わないと思う髪型や茶髪には、自分の感想をはっきり伝えよう 134
36あきらかな反抗期がない子どもほど、あとで反動が表れる可能性が高い  137
37子どもが万引きしていたときには、どうするのがベストか? 139
38万引きで補導された子どもの口から、わが子の名前が出てきたら? 144
39何かというとお金をせびってくる子には、こう対応しよう 146
コラム●通知票・作文・絵からもわかる子どものこころ150
異性について子どもと話をするコツとは
40親子で恋愛や性について話ができると、こんなにメリットがある 156
41「お母さんのような女性とは結婚したくない」と子どもに思わせないために 161
42息子にはお父さんが、娘にはお母さんが、自分の経験を話してあげよう! 163
43避妊を教えることはセックス容認ではなく、子どもの身を守るための手段 166
44成長期の女の子を過激なダイエットに走らせないために 169
ドキッ!!不登校は突然やってくる
「学校に行きたくない」の言葉にあわてないために
45学校へ行きたくないほんとうの理由の見つけ方 174
46言い切れるようになった子どもは、自分でトラブルを乗り越えていける 177
47もしも「いじめ」があった場合、親がしなければならないこと 180
48明確な理由もなく休むのは、はたして何日までが目安か? 185
49小学校高学年で問題が起きたときは、低学年のころの担任の先生が心強い 190
50子どもの友達と親しくなれば、いざというとき、こんなに助かる! 193
51友達のお毋さんたちとも、広く浅くネットワークを築こう! 195

自分以外の大人をバンバン子どもにからませよう
じょうずに「父親」を利用しよう
52 家庭の中に、父親の存在を感じさせる空気を失わないために 200
53 お父さんを子どもと、どのように関わらせたらいいのか? 202
54 娘がお父さんを汚がったら、お母さんが夫婦愛を示す絶好のチャンス! 204
55 お母さんに暴力をふるう子どもには、身体を張ってケンカ相手になるお父さんが効く 205
56 これならお父さんにも今日からできる!子どもの「好きなタレント」チェック 207
57 目の前にいないお父さんの「影」をじょうずに使って、切り札にしよう! 209
コラム●思春期には「家族愛」「友人愛」「異性愛」が欠かせない 211

子どもが話しやすい第三者の大人を見つけよう
58 見ためは怖いけれど、案外やさしい男性に、子どもは驚くほどこころを開く! 216
59 いざというときのために、親戚とのつきあいはオープンに! 219
60 親同士、家族ぐるみのつきあいも、思春期にはいろいろ助け合える 220
61 地域活動も子どものためにどんどん活用しよう 221
62 子どもにとっても有益なご近所との明るいおつきあいのススメ 222
コラム●フリースクールよりも理容店