『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

青空文庫で、2010年1月から2021年11月までの、月ごとに公開されたtxtファイルの合計の大きさ

青空文庫 Aozora Bunko

2010年1月 1.84MB
2010年2月 3.04MB
2010年3月 1.83MB
2010年4月 1.41MB
2010年5月 2.52MB
2010年6月 3.14MB
前半10.7MB
 
2010年7月 2.37MB
2010年8月 2.95MB
2010年9月 1.56MB
2010年10月 2.50MB
2010年11月 2.46MB
2010年12月 2.69MB
後半14.5MB
 
2011年1月 3.31MB
2011年2月 691KB
2011年3月 1.78MB
2011年4月 1.83MB
2011年5月 1.03MB
2011年6月 1.85MB
前10.5MB
 
2011年7月 1.67MB
2011年8月 1.50MB
2011年9月 1.20KB
2011年10月 2.12MB
2011年11月 1.32MB
2011年12月 863KB
後8.66MB
 
2012年1月 2.79MB
2012年2月 1.33MB
2012年3月 982KB
2012年4月 1.12MB
2012年5月 1.32MB
2012年6月 1.32MB
前8.86MB
 
2012年7月 1.38MB
2012年8月 1.73MB
2012年9月 738KB
2012年10月 1.97MB
2012年11月 1.35MB
2012年12月 3.17MB
後10.3MB
 
2013年1月 2.17MB
2013年2月 4.75MB
2013年3月 2.63MB
2013年4月 2.03MB
2013年5月 2.63MB
2013年6月 1.50MB
前15.7MB

2013年7月 3.03MB
2013年8月 1.59MB
2013年9月 3.81MB
2013年10月 2.73MB
2013年11月 1.37MB
2013年12月 1.83MB
後14.3MB



2014年1月 869KB
2014年2月 1.01MB
2014年3月 1.29MB
2014年4月 1.68MB
2014年5月 1.53MB
2014年6月 2.11MB
前半8.49MB

2014年7月 1.95MB
2014年8月 1.03MB
2014年9月 1.20MB
2014年10月 912KB
2014年11月 997KB
2014年12月 2.09MB
後半8.05MB

2015年1月 1.48MB
2015年2月 328KB
2015年3月 950KB
2015年4月 773KB
2015年5月 631KB
2015年6月 479KB
前半4.57MB

2015年7月 1.10MB
2015年8月 1.52MB
2015年9月 772KB
2015年10月 1.78MB
2015年11月 2.01MB
2015年12月 1.34MB
後半8.48MB

2016年1月 1.47MB
2016年2月 1.14MB
2016年3月 1.36MB
2016年4月 3.20MB
2016年5月 2.11MB
2016年6月 2.51MB
前半11.8MB
 
2016年7月 1.69MB
2016年8月 2.77MB
2016年9月 1.22MB
2016年10月 2.85MB
2016年11月 1.67KB
2016年12月 2.79MB
後半13.0MB
 
2017年1月 1.78MB
2017年2月 2.60MB
2017年3月 1.12MB
2017年4月 1.02MB
2017年5月 1.09MB
2017年6月 2.25MB
前半9.88MB
 
2017年7月 2.55MB
2017年8月 1.14MB
2017年9月 1.09MB
2017年10月 2.25MB
2017年11月 971KB
2017年12月 2.43MB
後半10.4MB
 
2018年1月 2.88MB
2018年2月 2.00MB
2018年3月 2.37MB
2018年4月 2.02MB
2018年5月 692KB
2018年6月 802KB
前半10.7MB
 
2018年7月 1.46MB
2018年8月 2.33MB
2018年9月 733KB
2018年10月 1.53MB
2018年11月 1.41MB
2018年12月 2.02MB
後半9.46MB
 
2019年1月 3.48MB
2019年2月 1.14MB
2019年3月 1.07MB
2019年4月 1.54MB
2019年5月 2.88MB
2019年6月 1.14MB
前半11.5MB
 
2019年7月 2.78MB
2019年8月 2.00MB
2019年9月 3.47MB
2019年10月 1.95MB
2019年11月、12月 3.06MB
後半13.2MB
  
2020年1月 2.25MB
2020年2月 1.91MB
2020年3月 889KB
2020年4月 1.36MB
2020年5月 1.22MB
2020年6月 1.46MB
前半9.08MB
 
2020年7月 1.26MB
2020年8月 1.25MB
2020年9月 1.55MB
2020年10月 1.78MB
2020年11月 1.11MB
2020年12月 815KB
後半7.77MB

2021年1月 700KB
2021年2月 1.67MB
2021年3月 1.09MB
2021年4月 1.02MB
2021年5月 1.13MB
2021年6月 924KB
前半6.50MB

2021年07月 2.20MB
2021年8月9月 3.69MB
2021年10月 1.63MB
2021年11月 2.03MB
2021年12月 861KB
後半10.4MB

2010年1月1日から2020年12月31日までに公開された電子テキストの大きさの合計 「229.6MB」、1MB=4冊分として918.4冊分
青空文庫がはじまったのは1997年。1997年から2020年までで24年。229.6MB÷11×24=500.9MB、24年間で500MB、約2000冊分を公開したと推測できる。
この記事によると、本棚一つにつき、文庫約400冊、単行本約200冊
書店の本棚一段に陳列するのは何冊か?|日販 出版流通学院

文庫は1段あたり70冊、壁面棚では7段取れるので、差し陳列分は490冊になります。
同じスペースでも文芸書だと200冊と、在庫できる銘柄数は約半分になってしまいます。

ということは、青空文庫が1997年から2011年までに公開した電子テキストは、約2000冊、文庫本の場合は本棚5こ分、単行本の場合は本棚10こ分ということになる。

電子図書館の元祖、「プロジェクトグーテンベルク」の場合、公開している電子テキストは約3万冊。
電子マンガレンタルサービス「Renta!」の場合、配信しているマンガは12万冊とのこと。

コロナ感染拡大という状況で、青空文庫の事業に遅れが確認できる。なぜかは不明。

さらに追記
青空文庫 作業中作品リスト:【作家】谷崎 潤一郎
青空文庫 作業中作品リスト:【作家】江戸川 乱歩
青空文庫 作業中作品リスト:【作家】米川 正夫
「この一週間の舞台裏」
Index of /aozora/butaiura

そらもよう


報告
1、見つけたのは「片岡義男プロジェクト」「光の君再興プロジェクト」「まれびとプロジェクト」「原民喜プロジェクト」「小熊秀雄全集プロジェクト」
2、2015年以後、プロジェクトはなし
3、校正にいくら時間がかかるか、記録されていないらしい
4、大学の先生や読書サークルはほとんど協力しないらしい(個人だのみ)
コメント、もっと「プロジェクト」の数が多いかと思った。電子化はインターネット文化の主流の中の主流ではないらしい

以下、「SHIFTプラスF」をつかって「プロジェクト」で検索した結果
2020年、なし
2019年、1件
「実はプロジェクト・グーテンベルク・オーストラリア(PGA)が近年積極的に掘り起こした作家のひとりです。」
2018年、なし
2017年、なし
2016年、1件
青空文庫の清々しい姿は19年前のささやかな蔵書数のころと同じだ。そうした青空文庫に、収録された作品を自由に使ったいろんなプロジェクトが、それぞれ独立したかたちで、無数にくっついている、あるいはぶらさがっているというイメージが19年前から私にはあったことをあらためて思いおこしている。」
2015年、1件
片岡義男プロジェクトもこれまで通り、ゆっくりと続けていく。お互いにできることをしていけば、いつかどこかの時点で、補いあえるようになるかもしれないと夢想するのは楽しい。」
2014年、なし
2013年、1件
片岡義男プロジェクトは2010年からスタートしているが、青空文庫のなかでは異例の個人的な試みである。」
2012年、なし
2011年、1件
「現在、点検部屋の一人として、長期「作業中」作品の進捗状況を問い合わせ(通称「めざまし」プロジェクト)を担当している。」
2010年、1件
「「片岡プロジェクト」は片岡さんの申し出を大きな機会ととらえて、ハードルを越えるためにスタートを切った個人的なこころみだ。」
2009年、3件
国立国会図書館近代デジタルライブラリーや、グーグルブック検索、高麗大蔵経入力プロジェクトなど、あらゆる文献の電子化計画において、二つの立場は、作業方針に関わり、成果物の形を決めてくるでしょう。」
国立国会図書館近代デジタルライブラリーでは、書籍のページ画像をスキャンしたものを、インターネット経由で参照できる。
ざっくりと書けば、「調べる」には大変ありがたい。
しっかりした組織が、予算を得て進めているプロジェクトで、現時点ですでに、約148,200冊が公開されており、今後も着実に収録作品数は増えていく。」
「1997年に、青空文庫が細々、よちよちとスタート。
先行プロジェクトの成果を踏まえて、2002年に、近代デジタルライブラリーが開館。」
2008年、なし
2007年、6件
「このときは、第3水準、第4水準の漢字については、すべてを網羅するというレベルにはほど遠い状態でしたが、「外字注記辞書プロジェクト」でWindows機種依存文字の外字注記作成方針に従って今までの外字注記を見直した手順で、有る程度機械的に残りの漢字についても作業することができ、本日第3水準、第4水準の漢字に加えてJIS X 0212 (補助漢字)も含めて一気に公開する事になりました。」
「「外字注記辞書プロジェクト」では、Windows機種依存文字の外字注記作成方針に従って、青空文庫収納のテキストに出現してない第3水準、第4水準の漢字に加えてJIS X 0212 (補助漢字)も含めて追加していく作業を継続しております。」
「今回、改訂版「外字注記コレクション」を作成する過程で、注記形式の統一、見直しをはかり、今後も外字注記が増加していくことも考え、新たな可能性の一つとして「外字注記辞書プロジェクト」が生まれました。」
「「外字注記辞書プロジェクト」では、Windows機種依存文字の外字注記作成方針に従って今までの外字注記を見直しました。」
「今回「外字注記辞書」を作成するに当たって、中心的な役割を担って下さった川山隆さんによる外字注記辞書編纂プロジェクトの紹介を御覧下されば、この間の経緯等がより詳しくお分かりになると思います。」
「 青空文庫の一例に見るとおり、インターネットは費用対効果にすぐれた、電子アーカイブの育成基盤を準備した。今後、社会の文化的な基礎を強化する上で、さまざまな領域の著作物をこうした仕組みに取り入れることは不可欠である。著作物の保護期間の延長は、こうした電子アーカイブの可能性一般を制約する。事実、アメリカやEUの書籍電子化計画においては、彼等が選択した長めの保護期間がすでに、収録可能な作品を限定する、プロジェクトの障害として意識されている。」
2006年、12件
「データは出来上がりました。しかしこれからどうするのか。青空文庫の作業について話し合うメーリングリストの中でも迷いや疑問が出、解決する糸口がなかなか見えませんでした。一時、プロジェクトは休止していました。」
「細るのはもちろん、青空文庫に留まらない。国立国会図書館は、所蔵する明治期の刊行図書を画像ファイルで公開する、「近代デジタルライブラリー」プロジェクトを進めている。これを大正期、昭和期へと拡張できれば、利用価値はさらに高まるはずだが、保護期間の延長は、その発展の道筋をふさいでしまう。」
「プロジェクトに加わるのは、」
「出版社の書籍はプロジェクトの対象」
「プロジェクトの名称を、Google Printから「Google Book Search」へと変更した。」
「このGoogleのプロジェクトの行方は、著者、出版社側の提訴があって不透明である。」
「Yahooは、非営利組織のInternet Archiveと連携して、著作権の切れた書籍のスキャニングを軸とした、大規模なアーカイヴィング・プロジェクト、「Open Content Alliance(OCA)」を組織した。」
「プロジェクトを牽引し、統括する役割は、世界中の主要なウェッブ・ページを時間軸にそって保存し、「昔の姿」を参照できるようにする、」
「こうした役割分担のもとプロジェクトを進めようとするOCAは、2005年10月25日、旗揚げの発表イベントを催した。」
「会場では、プロジェクトに向けてInternet Archive
「そこでは、プロジェクトの中でスキャンされた本をすでに何冊か参照できるが、」
「Kirtas Technology、Googleのプロジェクトで」
2005年、16件
「一つのプロジェクトを」
青空文庫というプロジェクト」
プロジェクト・グーテンベルクの誕生日」
プロジェクト・グーテンベルクが」
「このプロジェクト・グーテンベルクが、」
「「光の君再興プロジェクト」での公開開始」
「プロジェクトに加」
「光の君再興プロジェクト」」
「プロジェクト完了の日」
「プロジェクトに」
「プロジェクトは」
「光の君再興プロジェクト完成おめでとうございます。」
「今回のプロジェクト」
「プロジェクトの仲間」
近代デジタルライブラリー・プロジェクト」
著作権切れの書籍を電子化して公開するプロジェクトを進めるエリック・エルドレッド等は、」
2004年、20件
青空文庫ではさまざまなプロジェクトが進行していて、折口信夫作品の公開を目指す「まれびとプロジェクト」や与謝野晶子訳「源氏物語」公開を目指す「光の君再興プロジェクト」など、グループワークの成果を目の前で見ていた。」
「目覚ましプロジェクトから、進捗状況とお気持ちの確認のためにメールを送りましたが、不達でした。」
「「目覚ましプロジェクト」」
「2004年01月01日 まれびとプロジェクトの紹介
 2004年1月1日をもって折口信夫著作権が失効する。年頭に折口信夫の作品を公開したい、と考えた有志が集まって私的なプロジェクトを始めた。それが「まれびとプロジェクト」である。きっかけは、折口作品の入力をしていた高柳典子さんと私、門田が、連絡を取合ったことであった。最初は、お互いの入力作品を交換して校正し、年頭に公開出来るようにしようということだったが、他にも何人かの方の協力が得られそうなので、どうせならプロジェクトにしてしまおう、ということになった。名前は、折口語の有名な「まれびと」を採用した。プロジェクトになってから、扱う作品がかなり増えた。結果として、まれびとプロジェクトから、33作品の校了ファイルを仕上げる事が出来た。
 プロジェクトの成果の一つが本日公開の釈迢空死者の書」(旧字旧仮名)である。折口信夫の有名な作品と言えば「死者の書」であるが、この作品には、折口の創作の際のペンネームである釋迢空名義の青磁社版と角川書店版、本名である折口信夫名義の中央公論社の全集版が存在している。本日公開の折口信夫死者の書」(新字新仮名)の底本の親本は、中央公論社の全集である。一方、釈迢空死者の書」(旧字旧仮名)は角川書店版が底本である。青磁社版、角川書店版は、ともに著者の生前に刊行されたものである。実は、この角川書店版は、死後に刊行された全集版と比較すると誤植が疑われる箇所がいくつかある。最終的な校正の段階で、まれびとプロジェクトでは、それらの箇所を全集版をもとに直すことは全てやめることに決めた。理由は、名義が違う事と、著者生前の刊行であるのだから折口本人はこのテキストを是としていたと考えられるからである。つまり、いろいろなミスも著者の味であると考えたのである。疑問箇所は全てファイルの末尾に注記する形で残しておいた。本作品を読む際には、参照してほしい。

 校了となったファイルは、ある程度意味のあるまとまりごとに公開されてゆく予定である。そのまとまりとは、折口の文学論であり、民俗学の原点であり、時々の年中行事の起原について、などである。数少ない創作もまとめて公開されるだろう。現在もまだ、まれびとプロジェクトは作業中の作品を抱えているが、青空文庫の合い言葉である「ぼちぼち」で作業を進めてゆく予定である。冒頭にも書いたようにプロジェクトの目的は「年頭公開」であったが、これからはプロジェクトメンバーの思い入れのある作品をマイペースで入力、校正して行く方向に変わっていくことになる。(まれびとプロジェクト 総務 門田裕志)」
2003年、26件
「目覚ましプロジェクトから」
「目覚ましプロジェクト」
「「目覚ましプロジェクト」」
「ファイル修正プロジェクト」
青空文庫プロジェクト杉田玄白
「「光の君再興プロジェクト」」
「プロジェクト」
「2003年04月22日 光の君再興プロジェクトの新機軸
光の君再興プロジェクトから、昨日に引き続き、「空蝉」「夕顔」を公開する。初回分は、ここまでの四作品である。以降は、まとまって数点の公開が可能となった時点で、公開を予定している。

光の君再興プロジェクトでは、プロジェクト形式で校正を行っているだけではなく、公開までの作業においても従来の形式と変わっている点がある。その点に関して、公開にいたるまでの過程の現状を含めて、「ファイル確認作業を担うグループ」である点検部屋を代表して小林、門田が、少し記しておきたい。

従来は、入力、校正以外の作業は世話役の方々に一任してきた。現在では、これらの作業が少しずつ世話役の方々以外に開かれてきている。その現状を記すことで、光の君再興プロジェクトで採用した新機軸も理解していただけると思う。まず、入力が終了したファイルは、校正をお願いする前に必ずそのファイル形式の点検を行っている。また、校了となったファイルに関しても形式点検を行うことがある。これらの形式点検は、青空文庫の採用した自動生成という方式にファイルを適合させるために必須な作業である。しかし、自動生成に適応させるための形式点検には、いろいろと細かい注意が必要とされるため、その全てをマニュアルに記載し、その作業を入力、校正を引き受けてくれる方々にお願いするのは難しいことであった。よってこれまでは、世話役の方々がこの作業を全て行って、その上で公開用のファイルを作成していた。現在では、世話役の方々以外の人員(点検部屋のメンバー)も、校正前、校了後のファイルの点検を行っている。

光の君再興プロジェクトでは、校正をお願いする前のファイル点検から校正を担当していただける方々にお願いしている。また、校了ファイルの点検は、すべて点検部屋のメンバーである小林、門田が行っている。そして、全く新たな試みとして、公開用ファイルの作成を点検部屋のメンバーが担当している。これらの新機軸は、従来ブラックボックスとなっていたファイル公開までの道のりを開かれた形にするテストケースとして考えられている。

「2003年04月21日 「光の君再興プロジェクト」初回公開作品
2003年2月15日にスタートした「光の君再興プロジェクト」について、本日「桐壺」「帚木」の2作品を公開することができた。

同プロジェクトは現在、12名の参加者で進行している。グループウェアという共同作業場を介しての共同作業、校正者に形式整備点検作業もお願いする等の新しい試みが行われた。また不適切表現に関する注記の新しい方法がプロジェクト内での議論から生まれ、青空文庫メーリングリストに提案することができた。今回の公開作品はこの注記方法によっている。
今回青空文庫の「世話役」でない私が、プロジェクトのきっかけを作ることができたのも世話役T氏の巧みな導きとプロジェクトに賛同し校正者として参加していただいた方々ご協力のおかげである、青空文庫の活動はインターネットと同様に「ベストエフォート型」であればいいと思っている。
まだ「源氏物語」54帖のうち2帖を公開できただけであるが、個人で作業するよりは遥るかに早いスピードで進行している。各作品校了後、順次公開していく予定である。入力作業を省略できたのも「古典総合研究所」で入力したテキストの再利用を認めていただいたおかげである、改めて感謝の意を表したい。校正者についても希望される方がいればinfo@aozora.gr.jpあてに申し込んでいただきたい。(kom)」
「2003年02月15日 「光の君再興プロジェクト」スタート
みずたまりでの「源氏物語」をめぐるやりとりがきっかけとなって、あらためて「源氏物語」を校正し、「収録ファイルの取り扱い規準」に沿ったかたちで全54帖の公開を目指すプロジェクトがスタートした。名付けて「光の君再興プロジェクト」。スタートまでの経緯は、プロジェクト呼びかけ人となってくださったkompassさんのプロジェクトページで紹介されている。
光の君を再び世に送り出すには、何はともあれ、校正を担当してくれる人が必要だ。上記プロジェクトページの「校正者募集」を参照の上、手を貸していただければありがたい。光の君ファンの人も、かつて読破にチャレンジして挫折した人も、この機会に、ぜひご参加を。
古典総合研究所で公開されているテキストファイルを使わせていただくことができ、このプロジェクトを立ち上げるための道が、短期間でひらけた。この場を借りて、改めてお礼を申し上げます。(LC)」
2002年、10件
「今日から10日間を想定している試験運用では、去る8月6日に仮公開した原民喜プロジェクトの作品を、本登録していく。」
「2002年08月06日
今年も、暑い8月がめぐってきた。
原民喜没後半世紀を経た2002年8月6日、原民喜プロジェクトの成果を公開する。代表作「夏の花」をはじめ、詩や小説、短い随筆など、原民喜の創作作品が、これでほとんど、ウェブ上で読めることになる。没後50年を経過した作家の心の叫びに、この機会に、耳を傾けていただければ幸いだ。

1999年の秋から、一連の原民喜作品の入力が続けられてきた。2002年の年明けに、著作権の消滅を待ちかねたように入力ファイルが届く。「著作権消滅後、初めて迎える8月6日に、これを一挙公開できれば」という思いは、そのときに芽生えた。
とはいえ、日々おしよせてくる諸々のことに流されて、なにひとつ準備できないまま、5か月が過ぎていった。
半ばあきらめかけていたところに届いた、工作員大野晋さんからの一通のメールが、原民喜プロジェクトのきっかけとなった。8月6日の公開をめざしてプロジェクトが発足し、メーリングリストに集う仲間の協力を得て、着実に校正が進行していった。多くの人の力によって、予定どおり、全作品の公開へとすすめることができたのだ。
プロジェクトのトップページには、あわただしいスケジュールの中、公開に向けて尽力してくださったみなさんのお名前を、しっかり載せさせていただいた。みなさん、本当に、ありがとうございます。
(このあたりの事情は、ひとあし先に、「水牛」でも書かせていただいた。あわせてごらんいただければ幸いです。)
プロジェクトのページには、「ちへいせん」からも、リンクを張っている。「ちへいせん」では、詩集2冊のttzも公開していただいた。縦書きで読む楽しみも、ぜひ味わってほしい。
原民喜プロジェクトは、その後、第二弾として「ガリバー旅行記」「遺書」を加え、現在もさらに続いている。
これからも、このプロジェクトの行方にご注目いただきたい。

これらの作品は、実は、ちょっと変則的な手段で公開している。まだ、図書カードが存在していないのだ。置き場所も、いつもの場所とは、ちょっと違っている。
原民喜作品の入力とほぼ歩調をあわせたような期間、青空文庫は、将来の基盤となるべきデータベースの開発に取り組んできた。データ構造の設計からはじまって、ユーザインタフェースに至るまで、メーリングリストメンバの意見を採り入れつつ、行きつ戻りつしながら進んできた。2002年になって、その開発が、ゴールに向かって大きく進んだ。そして、今まさに、大詰めを迎えようとしているところだ。
新システムが大きく進捗を見せた後も、最終的な完成時期が、なかなか定まらないという事情があり、「新システムに、いつ、どのように移行するか」「従来システムの更新を、いつまで、どうやってすすめるか」の見きわめをつけることが、ずいぶんと難航してしまった。その間、水面下の水かきばかりが続き、ずっとドタバタしている割には、外から見れば休止状態に見えてしまう時期が長引いた。「入力や校正に参加したけれど、『入力中の作品』が更新されていない」と不安に感じておられる方も、多いかもしれない。多くの人に心配をかける状況が続いたことを、この場を借りてお詫びしたい。
しかし、ようやく先も見えてきた。まだ最終スケジュールは確定していないけれど、データベース基盤部分の開発は、完成目前までこぎ着け、あわせて、新しい図書カードやトップページのデザインも、着々と進行中だ。
これから、新システムの完成に向けて、少しずつ、情報発信を再開していく。この「そらもよう」では、新システムの進み具合などを、適宜お伝えしていく予定。「入力中の作品」も、できる限り、本来の更新ペースに戻していく。今回の原民喜プロジェクトのように、少しまとまった単位で、仮公開というかたちをとることもあるかもしれない。
あと少しの期間、ペースを落とした状況が続くけれど、新しいスタートに向けての準備は、着々と進行している。青空文庫のリスタートまで、いましばらく、気長に見守っていてください。(LC)

原民喜プロジェクト校正者より、ひとことメッセージです。

学生時代以来、ン年ぶりの再会でした。「みずみずしい」という形容が合う作風なんだ、と思います。人一人分の大きさで話しかけてくれます。嬉しい誤算でした。(Juki)」
2001年、8件
プロジェクト杉田玄白正式参加作品。」
プロジェクト杉田玄白の」
「再配布を前提とした『シャーロック・ホームズ全集』作りのプロジェクト」
プロジェクト杉田玄白の」
「同プロジェクト」
「いずれも「プロジェクト杉田玄白」」
「2001年3月30日
読書新聞・ちへいせんで「小熊秀雄全集プロジェクト」を開始します。」
「詳細は「小熊 全集プロジェクト」のページをごらんください。そして、ぜひ参加してください。(八巻)」

2000年、17件
「折から進められていた、JIS漢字コード拡張プロジェクトのリーダーにそう教えられて、青空文庫の意味が、ぐんと膨らむような胸の弾みを覚えた。
入力、校正し、ファイルを作って公開というこれまでの作業に加えて、外字データ収集に関わる、水面下の作業がはじまった。1998年の春のことだ。
ここで集約した情報をプロジェクト・チームに報告し、第3第4水準選定の、資料の一つとして使ってもらうことができた。

「2000年11月30日
過去2年間、トヨタ財団の支援を受けて、青空文庫が進めてきたプロジェクトが完了した。
設定した研究期間は10月末日までだったが、締めくくりにあたって求められていた書類の提出期限が、今日だった。
ようやく一式をまとめ上げ、届け出ることができて、一息ついたところだ。

このプロジェクトで取り組んできたのは、「外字」の問題だ。」
プロジェクト杉田玄白の提唱者である、山形浩生さんに」
プロジェクト杉田玄白
「「ならば公開を前提に、自分たちで訳そうじゃないか」というのが、プロジェクト杉田玄白。言い出しっぺの山形浩生さんから先日、「こちらのプロジェクトも点数が増えた…いくつかブツをこちらにもおすそわけしてさしあげようかと思います」と、みずたまりにお申し出でをいただいた。願ったり、喜んで。図書カードを用意することで、同プロジェクトの成果にも、青空文庫からの道筋を付けていきたいと思う。(倫)」
圓朝プロジェクトの」
プロジェクト杉田玄白の正式参加作品だ。」
「「ならばオレが訳す」と宣言したのがプロジェクト杉田玄白だ。青空文庫に対する山形さんの批判は、私たちが「収録ファイルの取り扱い規準」という成果を残す、きっかけも作ってくれた。誠実に働き、厳しく批判してくれるタフな連中の存在を肩先に感じていられることは、ありがたいことだと思う。今年、よりいっそう活発に生み出されていくだろう同プロジェクトの成果に向けて、青空文庫の図書カードからリンクすることを、課題の一つとしたい。
文庫でも去る3日には、山海空悠丸さんの訳で『清貧譚』英訳版 "A Tale of Honorable Poverty"を登録できた。日本語の青空文庫。和訳のプロジェクト杉田玄白。加えて、山海空さんのような、外国語訳を用意していく試みが一つの流れとなれば、ますます頼もしい。(倫)」
1999年、12件
「1999年12月9日
オー・ヘンリー著、結城浩訳『賢者の贈り物』を登録する。
本訳稿は、プロジェクト杉田玄白の正式参加作品。ということは、また黙ってぱくってきたのかというと、今回はちと違う。結城さんから登録の打診を受け、当方でエキスパンドブック版を作り、公開ファイルの一バージョンとして加えていただいた。こうした形で、プロジェクト杉田玄白の成果と結びあえることを、少なくとも私はありがたく思う。山形さんがどう感じるかは、しらんけどな。(伝法がうつるな~)
プロジェクト杉田玄白が、」
「加えてこのプロジェクトに関わられたすべてのモモの皆さんに、あらためてお礼を申し上げたい。」
「プロジェクトの進行方向は誰からも示されない。」
プロジェクト・グーテンベルクマイケル・ハートさん」
「1999年4月16日
山形浩生さんが、「プロジェクト杉田玄白」をはじめると宣言している。」
「プロジェクトとして」
「「Linuxは、意識的かつ成功裏に全世界を才能プールとして使おうとした最初のプロジェクトだった」と、『伽藍とバザール』でレイモンドは語る。プロジェクト・グーテンベルクが見つけたこと、」
プロジェクト杉田玄白
プロジェクト・グーテンベルク岡島昭浩先生の試み」
1998年、4件
「 青空文庫のお手本になった、グーテンベルク・プロジェクトのピンチを伝えるメールだ。」
グーテンベルク・プロジェクトは、ボランティアを支えとした試みだ。マイケル・ハートという言い出しっぺの個人的ながんばりで、70年代はじめからもってきた。
 このプロジェクトを見舞った危機を総括して、津野さんはこんなふうに書いている。
「そのおおくが大小のボランティア活動に発するウェッブサイトを、10年、20年と持続させようと思えば、個人や小集団の自発性を押しつぶさないかぎりでの最小限の制度化が必要になる。そこへの道筋がうまく見つけられなければ、『プロジェクト・グーテンベルク』にかぎらず、その他のサイトだって、いつ同様の危機にみまわれないともかぎらない。いま『切実にあなたの支援を求めて』いるのは、インターネットの初発の精神そのものなのかもしれないのである。」」
1997年、なし









以下、「そらもよう」すべてを調査したときのメモ

2020年、なし
2019年、なし
2018年、なし
2017年、なし、校正待ちの問題
2016年、なし
2015年、なし
2014年、なし
2013年、なし、京都大学電子図書館、「ルビ振りはきっと、永遠に終わらない。」、一人で
2012年、なし
2011年、twitterの話
2010年、片岡義男
2009年、「AmazonGoogle電子図書館計画」、「国立国会図書館近代デジタルライブラリーや、グーグルブック検索、高麗大蔵経入力プロジェクトなど、あらゆる文献の電子化計画」

2008年、なし
2007年、なし
2006年、なし
2005年、「紫式部著、与謝野晶子訳「源氏物語」公開完了」
2004年、町野さんが心血を注がれた著作、「大伴家持論1前編」、「大伴家持論1後編」完結「大菩薩峠」から青空街道をのぞむ京都大学電子テクスト研究会の誕生、まれびとプロジェクトの紹介←2010年に事実上活動停止

2003年、寺田寅彦随筆の公開再開、「光の君再興プロジェクト」スタート
2002年、2002年8月6日、原民喜プロジェクトの成果を公開する。
2001年、プロジェクト杉田玄白正式参加作品。、「小熊 全集プロジェクト」のページ
2000年、このプロジェクトで取り組んできたのは、「外字」の問題だ。
1999年、『伽藍とバザール』で、←?

2015年から、3人以上のプロジェクトは「そらもよう」にない
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】原 民喜
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】折口 信夫
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】与謝野 晶子
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】小熊 秀雄

青空文庫 公開中作品リスト:【作家】江戸川 乱歩
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】谷崎 潤一郎
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】ドストエフスキー フィヨードル・ミハイロヴィチ

青空文庫 公開中作品リスト:【作家】夏目 漱石
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】森 鴎外

青空文庫 公開中作品リスト:【作家】宮本 百合子
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】芥川 竜之介
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】寺田 寅彦
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】宮沢 賢治
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】太宰 治
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】牧野 信一
青空文庫 作業中作品リスト:【作家】山本 周五郎
青空文庫 作業中作品リスト:【作家】田山 花袋
青空文庫 作業中作品リスト:【作家】小川 未明
青空文庫 作業中作品リスト:【作家】柳田 国男
青空文庫 作業中作品リスト:【作家】中谷 宇吉郎
青空文庫 作業中作品リスト:【作家】大町 桂月
青空文庫 作業中作品リスト:【作家】泉 鏡太郎
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】岸田 国士
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】野村 胡堂
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】豊島 与志雄

青空文庫 公開中作品リスト:【作家】鶴 彬
青空文庫 公開中作品リスト:【作家】山之口 貘