『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

「神戸港強制連行の記録」(2004年、神戸港における戦時下朝鮮人•中国人強制連行を調査する会、明石書店)

○目次○

まえがき   003
第一部 韓国・朝鮮   017
Ⅰ 神戸への朝鮮人強制連行と奴隷労働の実態……金慶海   019
Ⅱ 神戸船舶荷役株式会社……徐根植   024
 一 神戸船舶荷役株式会社   024
 二 「厚生省名簿」について   025
 三 神戸船舶荷役株式会社の厚生省調査報告書の概要   026
 四 韓国へ生存者の問い合わせ   027
Ⅲ 神戸船舶荷役株式会社に連行された李南淳さんの現地調査報告書……孫敏男   029
 一 厚生省調査報告書をたよりに   029
 二 報告書八六番「鳳山南淳」   031
 三 官斡旋の実態   032
 四 神戸船舶荷役株式会社での労働   0032
 五 神戸船舶荷役株式会社に官斡旋された「李南淳」さんへの聞き取り調査   033
Ⅳ 川崎重工業製鉄所   043
 一 川崎重工業製鉄所 兵庫工場――「厚生省名簿」について……金慶海   043
 二 川崎重工業製鉄所 葺合工場――「厚生省名簿」について……孫敏男   044
   図-1 江原道から神戸港への連行経路   055
   図-2 募集分布図・江原道   056
   図-3 川崎重工業製鉄所 葺合工場1,398名の入所日別分布図   057
   表-1 募集枠と利用した鉄道駅(江原道)   058~059
 表-2 面邑(村)で1回に徴用した朝鮮人徴用工人数   058~059
表-3 面邑(村)で1回に最も多く徴用した朝鮮人徴用工人数   058~059
表-4 年齢と死因の関係   060
表-6 満期と逃亡と自由の関係   061
表-5 朝鮮人徴用工退所事由別人数一覧   062~063
表-7 朝鮮人徴用工 未払金(全体)   064~065
表-8 朝鮮人徴用工 未払金(退所事由別)   064~067
表-9 死亡者25名一覧表   068~069
表-10 道郡面別・入所日別人数一覧表   070~083
別紙-1   084
別紙-2   085
Ⅴ 川崎重工業製鉄所葺合工場に連行された鄭壽錫さんの現地調査報告書……孫敏男   086
 一 韓国へ生存者の問い合わせ   086
 二 聞き取り調査   088
 三 聞き取り内容   090
Ⅵ 神戸大空襲、そして軍人としての強制連行……梁相鎮   099
 一 神戸大空襲と朝鮮人強制連行   099
 二 神戸港に軍服を着た朝鮮人港湾労働者がいた   101
講演会記録  川崎重工に強制連行された朴球會さん……朴球會   105
 資料
   内外労働研究所『内外労働週報』   117
   昭和十九年十二月「朝鮮検察要報」第十号 高等法院検事局   124

第二部 中国   129
Ⅰ 中国人強制連行の全国的な概要……村田壮一   130
Ⅱ 神戸港における中国人強制連行   134
 一「神戸港報告書」について   134
 二 河南、河北省などに集中――被連行者数とその内訳   135
 三「スイカ売りに出かけたまま……」――拉致同然の連行   137
 四「毎日、餓死者が出た」――新華院収容所   138
 五「過酷な荷役、賃金はもらっていない」――神戸での労働   139
 六「積荷の油かすも食べた」――衣食住   141
 七 死亡者、重傷者   142
Ⅲ 大日電線への中国人強制労働   145
Ⅳ 証言集   148
 一 連行された中国人の証言   148
  ○河北省広平県   148
    張鳳臣[149]/趙富生[152]/耿連喜[152]/張鳳臣[153]/于賢美[155]
  ○河南省原陽県
    江友才[156]/王琴州[159]/黄国明[162]/郝文清[164]
  ○山西省汶上県
    郭庭軒[167]
 二 日本人の証言   169
    G氏[169]/戎井隆寿[169]/F氏に対する西出政治氏の聞き取り[172]/坂口吉弘[174]
   むすび   176
寄稿論文   神戸に強制連行された中国人労工の調査と研究……李宗遠   179
 一 強制連行された労工の出身と地域   179
 二 日本軍の労工強制連行の手段、供出方法と供出機構   181
 三 神戸港における中国人労工の苦難の生活   188
 四 日本企業による中国人労工の奴隷的使役に対する罪責   191
 五 中国人労工の正義の要求   194
講演会記 中国河南省における強制連行……張忠杰   204
 資料 一九五七年十二月十五日中国紅十字会代表団来神記念「兵庫県順何中國人 異例と殉難詳報」兵庫県殉難中国人慰霊実行委員会   211

第三部 連合軍捕虜   263
Ⅰ 神戸港にかかわる連合軍捕虜と収容所について……平田典子   264
 一 連合軍捕虜と日本への移送   264
 二 全国・兵庫県内の捕虜収容所   265
 三 神戸市内の捕虜収容所   266
 四 神戸捕虜病院   277
 五 記録と証言   280
 六 他参考――神戸の敵性外国民間人収容所   286
 七 終わりに   287
  資料
  兵庫県内の捕虜収容所一覧   291
  神戸分所内地図ならびに川崎分所見取り図   294
  焼けて崩壊した神戸分所・一九三四年当時の脇浜小学校・医療スタッフ、神戸捕虜病院   296
  日本国内の連合軍捕虜収容所ならびに地域拡大図   298
  捕虜が働いていた三井倉庫   299
兵庫県警察史』昭和編より 播磨造船所で働く連合軍捕虜の様子について   300
  『兵庫県警察史』昭和編より 県下の捕虜収容所   301
  『西宮市史 第七巻』資料編(一九六七年三月発行)昭和における戦時体制下の西宮   302
  戦時下の神戸港における俘虜の強制労働(調査資料)陸軍省令第五十八号   312
  戦時下の神戸港における俘虜の強制労働(調査資料)陸達七十四号   313
  「戦後の港湾労働」西出政治(『歴史と神戸』神戸史学会、第四四号、一九七〇年一〇月)   314
  大阪毎日新聞 一九四二年一〇月二二日記事   316
  神戸新聞 一九四二年一〇月一一日記事   316
  神戸新聞 一九四二年一〇月一三日記事   317
  毎日新聞 二〇〇二年三月二九日記事   317
  神戸分所職員名簿ならびに神戸病室職員名簿「GHQ法務局調査課報告書二八九号」   318

第四部 活動の記録   329
Ⅰ 活動の記録……飛田雄一   330
 一 中国人強制連行の調査   334
 二 朝鮮人強制連行の調査    336
 三 連合軍捕虜の調査   337
 四 調査する会の活動   339
   まとめ   342

神戸港における戦時下朝鮮人・中国人強制連行を調査する会」の活動の記録・年表   347




○概要○











○引用○









○索引○
026 逃走二七人
044 逃走した人が六八名 死亡者が五名
050 延べ八回にわたる連行 動員数八九九人の内三四九人(三九%)が「逃亡」している
052 「死亡者二五名」
054 金額不明者の供託金二二六万六、八三七円(二万二、一九〇.三一円×一二〇倍)
094 もっと楽な儲かる仕事に行くと言って逃げた人は知っている
095 大阪の四天王寺まで行ったこともある。 韓国でも苦しい、貧しい家にいたので
105 咸興
108 朝鮮窒素興南工場で起きた万歳事件関連で
113 たいてい毎日誰かがいなくなります
114 空襲に逢った時は目と耳を押さえて、腹ばいにならないで跪いてお腹を地面に当てず、そういう姿勢で待ちなさいという話を聞いたから
138 万人坑
140 生存者は全員が「賃金は一度も受け取っていない」と口を揃えている
145 オランダ貨物船『セノダ』号
151 給料は一円ももらっていない
155 給料は一銭ももらっていない 九六年は劉宝辰先生(河北大学教授)から手紙をもらった
159 賃金はもらわなかった
161 目が悪くなる人が多く
162 紅槍会
165 契約書
167 お金は一銭ももらっていない
181 福昌華工株式会社が関内
184 日本人戦犯上坂勝
189 彼ら一〇〇人を七尾港へ移した
193 何の病気が原因で死んだのかについてはなんら説明がない
194 私たち中華人民抗日戦争紀念館は二〇〇〇年から
195 現地調査活動は十分に重視されていない ニューギニアに連行された
264 『大日本帝国内地俘虜収容所』茶園義男著による
268 約八〇キロほどある大豆袋
276 ぶちはじめた
278 大橋氏は困難な状況の中で俘虜への食料調達に尽力
284 『ごぼう
288 少しでもその「思いあがり」から目覚めるような努力
330 一九九九年一〇月に結成
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※本記事は「s3731127306の資料室」2015年02月03日作成記事を転載したものです。