『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

「コミュ障」だったか、ああいう人の話をきいていて不思議におもうのは、あの人たちは何が欲しいのかよくわからないことである。だから自己肯定感が低い、と言われるのだろうが。

ゴルゴ13だったかと思うが、「金さえあればわたしだってできる」というのはいくらでもあった。いまは、そういうものがない。
金さえあればともいわない、親がくだらないともいわない(精神病治療上の「毒親」のあつかいはここからはじまるはずだが)、先生がつまらないともいわない(オウム真理教事件でそういう話があった)、運が悪いともいわない。宗教的回心や悟りがほしいとも(たぶん)いわない。意欲がほしいともあんまりいわない。
じゃあなにがほしいんだ、といいたくなる。これはある種誇張した言い方だが、たぶんいい線いっている。対決にしろ共生にしろ、共にいきるということにはある種のずうずうしさが必要である。

だから、たとえば借金がへたなのである。