『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

わたしの、本気の反万博論 その15 だれが考えても、日本で文化と政治の分離、というか「別居」をはっきりやりはじめたのは、1970年大阪万博のあとだろう。それをはっきりいえ。

在日外国人にいわれるまでもない。いまここを生きている自分の胸にてをあてて考えてみれば明らかだろう。
まあ、もうすこしつきつめる必要があるのは認めるが。

そして、この「別居」のはじまりに活躍したのが、『ドラえもん』である。1970年大阪万博のパビリオンの展示内容と、『ドラえもん』初期の作品、本当にダブったものが少ない。F先生がある程度意識してやったとしか考えられない。
ブラック・ジャック』はもうすこし位置づけにくい。

いまの2025年大阪万博批判は、金があるとかないとかの話だけで、社会の(文化の、というわけではない)気力の話があとまわしになっている。そういう考え方自体が、「別居」から派生する問題だ。金が大事でないという話ではない。