『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

インターネットとツイッターのある社会の中をどう生きるか(草稿その4)

前に、インターネットは情報の宝庫という看板をはずせ、といったことがある。ひろしまタイムライン事件のすぐあと、多少本格的に。

一人の人間を徹底的に理解し説明すること(内在的にでも)、これを最後にこころみたのが、それこそサルトル(『家の馬鹿息子』のことをいっている)。
わたしはサイードを尊敬しているが、一人の人間の全体としての理解はサイードもやっているとはいえない。サルトル以降、伝記的な全体としての理解と思想運動が分離しているように思われる。
そういえば、サルトル以後、自伝を書く思想家が少なくなったような気がする。統一的方法を投げ出しているからだろうか(まさかあ)。それともわたしの気のせいか。

インターネット文化は、結果的にいえば、その悪いところをもろに受け継いでしまった。情報収集はどうやっても時間がかかる。一人につき、最低100時間かかる。なんでこんな簡単な事がわからない人が多いのだろうか。