袴田巌さん無罪確定へ 事件から58年 検察が控訴しない方針【詳しく】姉 ひで子さん 弁護士の談話なども | NHK | 事件
静岡地検 9日に控訴の権利を放棄する手続き
静岡地方検察庁の小長光健史次席検事は報道陣の取材に対し、9日、静岡地方裁判所に対し、控訴する権利を放棄する手続きを取ることを明らかにしました。
ほかの人とは別の観点から。これは袴田事件の歴史からいえば主流とはいえない件だ。
なぜ再審に10年もかける必要があったのか、それこそ公平な鑑定ならば最大2年ですべて完了したはずだとわたしは考える。あの「5点の衣類」も、1年ぐらいみそに漬かっていたはずなのだから。
なにかの記事で読んだが、10年といえば、測定機械の精度が一段階あがるのに十分な時間だ。これは直観的にもわかる。この10年の検察のうごきは、そんなもの必要ないと言っているにひとしい。
性根の腐った詐欺師に等しい技術者もいるが、そういう精度をあげるのに苦心している技術者もいる。まして人生を左右することもある機械だ。担当の技術者には、それなりの苦しみもあるはずだ。
はっきりといおう。検察はまっとうな技術のありようも侮辱している。