『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

好かれようが嫌われようが返事してもらわないと困る その03 オウム事件の反省の一つとして、真剣でない憎悪というか反発は、ろくなものではない、というのがある。これは私一人ぐらいしか言わないことだが。あえていえば、いまロスジェネ世代を中心に大阪万博に対してやっていることは半分ぐらいはこれだ。能登半島地震ということがなければ、もっと真剣に金の使い方を考えろと言えたのに。

松本智津夫が、当時の社会に対して憎悪していたとして、おそらくそれは中途半端な物だったといえる。それはほかの重罪犯たちにもほぼ共通していえる。
2つの資料集をよんだきおくをさかのぼってみると、裁判を通して、一人も、社会に対する憎悪を一貫して示すことが出来ていない。
おそらく、私的なものと社会的なものとの接続がきわめて極端にゆがんでいる。それは1980年代以降の高度消費文化固有(すくなくとも固有と見た方が生産的)の問題である。