『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

メモ、「「普通の毒親」に育てられた(実態としては放置された)」「普通の貧困当事者が」安倍晋三元首相暗殺事件をおこした、といえる。現時点で、この可能性が高い。

おめでたいことがない。
新年はじめての投稿。

この記事の題名、前半と後半が矛盾しているようだが、わたしの考えでは矛盾していない。
問題の一つは、犯人Y氏(現行犯だったからこう書く。以下、「Y氏」で統一)個人に固有の特徴をほとんど見つけることができない、という事である。
毒親問題がブームといっていいほどとりあげられている現時点で、この単語が当初の重みをもって語られなくなったのは問題だが、それでも広く合意できることがある。「毒親」が「特殊な問題ではない」「件数が多い」ということである。
統一教会、日本で活動している信者数は約6万人だという情報がある。
統一教会の信者数は世界で300万人!日本や国別のランキングまとめ - トレンドマガジン50
つまり、最低1万世帯ということになる。
この1万世帯すべてに子どもが1人以上いるとして、最低1万人、約2万人から3万人の宗教二世がいることになる。
くりかえすが、この1万人~3万人のなかで、Y氏個人に固有の特徴を見つけることはほとんど無理だと私は考えている。Y氏が生れつき極端な傾向をもっていた、ということではない。過去の報道をみるかぎり、未成年期に刑法犯その他の問題をおこした形跡がない。なさすぎるぐらいである。いったい、何がY氏に最後の一線を越えることを可能にしてしまったのか? わたしは、40歳になったことも、一点あるのか、と考えているが、たぶんそれだけではない。
わたしが非常に気にしていることがある。Y氏のおじが弁護士だった、ということだ。日本の弁護士で、60代以上の弁護士は約8000人。一定以上の経験と人脈があるはずである。また、過去の報道をみるかぎり、この「おじさん」のY氏一家への支援で致命的な問題はなかった。つまり、助けになる可能性が十分あった、ということになる。
https://www.nichibenren.or.jp/library/pdf/document/statistics/2020/1-1-1.pdf
不思議なことに、Y氏自身は、この「おじさん」と連絡をとった形跡がない。少なくとも、2015年11月(Y氏の兄の葬式)以後、会っていないというのだから、約7年、ジップガンを作りはじめた時点から考えても6年、会っていないことになる。そうとう長い。Y氏は妹とも連絡をとっていなかったようだ。
山上容疑者を凶行に駆り立てた一族の「壮絶歴史」 | 宗教を問う | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

――その後、徹也さんはA子さんが住む家に戻ります。

本意ではなかっただろう。自衛隊病院に入院していた徹也に会いに行った時、これからのことを話し合った。私は、しばらくおふくろのところで暮らし、仕事を探すなり、勉強するなりして次のことを考えるのはどうかと提案した。それを聞いた徹也は喜んでなあ。

ところが、うちの家族が了承しなかった。ええかげんにせいということだったんだろう。徹也に会って謝ろうと思ったんだが、会って伝えるのは私もつらかった。だから、手紙を書いた。「あの話はなかったことにしてくれ。申し訳ない」と。がっかりしたでしょうね。徹也と私は、それ以来会っていないんです。

〈安倍元首相襲撃事件から約半年〉伯父が語る山上徹也の今。「衣食住を与えてもろうて元気にしているようです」「英和辞典、参考書を差し入れた」「統一教会は今、逃げ回っている」(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース

「コロナさえなかったらな」と、伯父はぽつりとつぶやいた。

「徹也の妹は、3人のきょうだいの中で、一番、頭良かったんちゃうかな。でも経済的な問題で高校は中退してもうた。その後、大検取ってね。就職して一人暮らし始めたんですわ。
2020年やったかな、コロナが流行する前に、徹也の妹と会って、今後の話をしてたんですよ。貯金聞いたら、ゼロやって言うから驚きました。毎月の給料から、家賃やら、食費やら、奨学金も払ってたら、何にも残らへんから、私が全部奨学金を返済したんですよ。徹也の妹のこと片付けたら『次は徹也や』言うてたら、コロナで徹也に会えなくなってしまったんです」

自己責任論の内面化だけでY氏の突出した行動を説明ができるかというと、そうとう無理をしないとそういえない、とわたしは判断している。

またとりとめのないメモになってしまった。