『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

わたしの、本気の反万博論 その16 2023年の最後に。「いま」「ここで」「何がほしい」という、というか決意すること。これが大事である。

加害者処罰と被害者救済、これはもちろん最優先である。
しかし、その前の、基礎の段階がくずれいているのではないか。そしてそれは抑圧性を指摘できる学校教育とともに、消費文化の責任でもある。これは強調しておきたい。
あの「いま」「ここで」「ほしくない」大屋根(リング)がいままさに建設されていることに有権者が責任があるとすれば、現代日本の「いま」「ここで」「ほしい」の決意がくずれている点である。わたしはその線で追及する。
なぜここで消費文化の責任を追及するのか、不思議に思う人は、たとえば、こういう考えがほとんど出てこないことを考えてみるべきだ。
350億円あったら、「ガンダム(どれでもいい)」と「アンキパン」、どっちが世の人々のためになるか。
われわれの(または「わたし」の)発想が自由ではないのは、学校の責任だけでなく、「売れるパワー」第一主義の消費文化にも責任が大いにある。



あと、これは前から考えていた事なのだが、インターネット文化はずーっとまえから、「この情報がほしい」「この情報はいまいらない」という決意をもっともっと徹底させるべきだ。集合知以前に、挑戦精神が感じられないのは文化として致命的に信頼を失わせる。考えてみればあたりまえのことだ。