『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

『分身』

『分身』(ドストエフスキー作、米川正夫訳)P235ー280(1回目の校正完了)

は、ある意味でいいことだぞ。オスターフィエフには十コペイカやったらいいんだ、そうすればやつは、その、なんだ……おれの味方だからな。だが、そこのところだぞ、本当にあいつはおれの味方だろうか? ひょっとしたら、やつもやっぱりあの男をなにしてるかも…

『分身』(ドストエフスキー作、米川正夫訳)P185ー234(1回目の校正完了)

イ・フィリッポヴィチとお笑いになっていたという話だから」 「お笑いになったんですって、アンドレイ・フィリッポヴィチと?」 「そう、ほんのちょっとにやりとなすって、よろしいとおっしゃったそうだ。閣下にしてみれば、別にそんなことはかまわない、た…

『分身』(ドストエフスキー作、米川正夫訳)P133-184(1回目の校正完了)

分身 ――ペテルブルグの叙事詩―― フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 米川正夫訳 - 【テキスト中に現れる記号について】《》:ルビ (例)住居《アパート》|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号 (例)|夏の園《レートニイ・サード》[…