これはほとんどの人間が知っていることだと思うが、インターネット文化を事実上支配しているのは、「いいね」至上主義である。「いいね」の数がその人の存在価値、はっきりいって幻想だと思うが、幻想だとわかりながらかってに囚われている人が多すぎる。「よくやった」をとった人はなんだかんだいって周辺あつかいだ。
その根底には、インターネット文化がとくに悩みもせずに消費文化と結合したことがある。
わたしのばあい、いろいろあったが、「いいね」より「よくやった」をとった。過去の例としては、10年間能登で10000点以上の古文書を読み続けた網野善彦氏のように。
それでよかったのである。だから、本気で梶村秀樹先生と、死後のコミュニケーションをとることができた。
「死後のコミュニケーション」はまったくの本当であり、なんの韜晦もない。