『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

WBCの優勝戦のことをすっかり忘れていた人びとに――桂枝雀のエピソード

もう亡くなった、「爆笑王」桂枝雀(1939年―1999年)のエピソード。

ある日、桂枝雀氏が友人の小佐田定雄氏と夜出ると、大変な人だかりだった。
なぜこんな人だかりなのかと人に聞くと、阪神が優勝したとのことだった。
芸にあまりに熱心で、阪神の優勝戦のことをすっかり忘れていた。一流の人はこうでないといけない(かもしれない)ということである。

https://www.amazon.co.jp/%E6%9E%9D%E9%9B%80%E3%82%89%E3%81%8F%E3%81%94%E3%81%AE%E8%88%9E%E5%8F%B0%E8%A3%8F-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B0%8F%E4%BD%90%E7%94%B0-%E5%AE%9A%E9%9B%84/dp/4480067361


自信というものは金で買えない大事なものである。たとえ奇妙な姿をしていても、つまらなくないことの役に立つならそれでいいのである。
(初期から中期の)マルクス主義はともかく、国民国家論者には、自分の自信に関するエピソードが少ない。後年、無理な論理構成をしておかしくなった西川長夫氏だろうか。