吉村洋文・現大阪知事は1975年うまれ(※1)、1998年10月、司法試験に合格し、有名なところでは武富士側の代理人でいわゆる恫喝訴訟も担当した。その後の政治活動はわたしはまだ調査中だが、大阪万博についていえば、三流詐欺師といってもいいのではないか(※2)。詐欺師、ではない。どうみても器が小さいから、三流詐欺師である。
とにかく、なにがいいたいかといえば、バブル前後の混乱に乗じて不当に利益をまきあげている(と思われる)人物を、既得権益打破とかなんとかいって政治家にするのは絶対にダメだということである。だいたい、バブル前後に成長した人間の大半が、維新の会の政治家に投票しなかったというのか。
高度成長期の日本社会に背をそむけたまっとうな人間が、バブル期の日本社会にすりよったとでもいうのか。
結局、ウソとヘリクツで生きている人間はいつの時代でもニセモノなのである。別のいいかたをすれば、「現在を生きていない」。みていると、あの三流詐欺師たちは体と下半身の欲望だけ現在にあるみたいだ。バカにされがちな異世界転生のほうがまっとうにみえることがあるほどだ。
さすがに、「憎悪」すらニセモノの人生は、わたしはたえられない。それは金があっても無くてもおなじだ。
※1 橋下徹氏が1969年生まれ、松井一郎氏が1964年生まれ、酒をついでもらった安倍晋三が1954年うまれ。そして、一般的に高度成長期の終焉と言われるのは、オイルショックのあった1973年。
※2 大阪府の夢洲で大規模イベント開催可能と決めた時点で、三流詐欺師と言っていい。