『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

梶村秀樹先生の『排外主義克服のための朝鮮史』だけを評価されるのをみるたびに、わたしはその鈍感さに怒りすら感じる。

梶村秀樹先生の『排外主義克服のための朝鮮史』だけを評価されるのをみるたびに、わたしはその鈍感さに怒りすら感じる。
なぜ、歴史を学ぶことは絶対必要だ、そのことに命をかけてもいい、と主張する人間が、たとえば「梶村先生の「内在的発展論」」を学ぶことは絶対必要だ、そのことに命をかけてもいいと主張しないのか、わたしはまったくわからない。
「内在的発展論」を「竹内好論」「国境をこえる生活圏」におきかえてもいい。

つきつめていえば、『排外主義克服のための朝鮮史』だけしか見ていない、そこに疑問すら感じないその鈍感さが腹立たしい。本人がそれを意識しているのならばまだいいのだが、どうもそうでもないらしい。

ここで絶対につけくわえないといけないのだが、この奇妙な鈍感さは、インターネット上だけで観察される。実は、大学の先生の間ではそういうことはおきない。
インターネット文化を支える人々は、大学の教師に(十分勝てるのに)負けても何も感じない連中なのか、それこそインターネットをめぐる文化政治の歴史、その負の遺産だ、なぜそこに気がつかないのか、と怒りとをとおりこして情けなくなる。

反論があるならばコメント欄にかきこんでください。できるかぎり対応します。
わたしがへこまされるのはどうでもいいのだが、梶村秀樹先生の全体像をまちがって書かれるのは我慢できない。


参考
梶村秀樹著作集で単語検索をした結果 - 『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部(第1巻、第2巻、第3巻、第4巻の校正を完了させて)
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