『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部[ハンバンパク!!!]

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。ほかにも臨時でいろいろ。

2023-02-18から1日間の記事一覧

憲法、というか人権には考えてみると奇妙な逆説がいくつかある。その一つは、「子どもの教わる権利」は一応イメージできるとして、では「教える”権利”(資格ではない)」とはいったいどういうものなのか、という問題である。わたしの考えでは、「教える”権利”」は発言(表現)の自由の一つにおさまらない。わたしはこれは真剣にいっている。「はだしのゲン」排除問題も、この問題をふくめて考えないといけない。そうでないと、「はだしのゲン」という「一つの結果」にひざまづくだけになる。

なぜ書くこと、読むことに自信を持っているのか。これは極めて大事な事である。いまのインターネット文化を見ると、自信をもつということにかんちがいしないでとおるのは極めて難しい。正直、近づきたくない。いやいやながら使っているのである。

これはわたしの誤解であってほしいと真剣に願っているが、たとえば伏見事件の件で、たとえば中井久夫先生にいくら頭を下げてでも、鑑定してください、といえる人が、何人いるか、3人いれば多すぎるのではないだろうか。わたしは、こういうときに頭を下げられない器の小さい人間に絶対になりたくない。新井真一という人はもっと危険な人に頭を下げたのだから。