『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部

名は体をあらわす。伝説の歴史家・梶村秀樹先生(1935年~1989年)の著作集の完全復刊をめざす会です。

「日韓合意(2015年)」に関する発言まとめ

(都合上[書評]タグをつけます)(敬称略)

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http://twilog.org/tsuda/date-151229

津田大介@tsuda

韓国メディアが「創造的あいまいさ」と評する合意内容であって、それはどちらにとっても譲歩と得られるメリットあるということだよな。 / 慰安婦問題日韓合意にみる安倍外交の『怖さ』~保守・リベラル両サイドの視...

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http://twilog.org/hazuma/date-151230

東浩紀@ゲンロン0毎日新聞書評でました@hazuma

ぼくが先日、頭のいいリベラルが、「あえて」頭の悪いふりをして結果的に本来あった支持層を失いつつあるのではないかと記したのは、まさにこのような事例を指してのことです。
posted at 14:13:35

12月30日@hazuma
東浩紀@ゲンロン0毎日新聞書評でました@hazuma

産経新聞の報道ではあるが、言いそうなことでもある。そしてもし言っていたら、戦略的にまずいのでは。→【「慰安婦」日韓合意】政府に言論弾圧要請? 民主ブレーン山口教授「公式見解に反したら処断を」 - 産経ニュース http://www.sankei.com/politics/news/151229/plt1512290028-n1.html

[筆者注:これを読めば東氏の本質をおおよそはずさない。
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20130514/p1

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http://twilog.org/mas__yamazaki/date-160308

山崎 雅弘@mas__yamazaki

国連女子差別撤廃委員会は7日、慰安婦問題を含む日本に関する最終見解を発表した。この中で、慰安婦募集の「強制性」に言及せず、「性奴隷」の表現も使用しなかった(産経)http://bit.ly/1RxF0IA 同じ題材だが日経とは優先順位がかなり違う。見解の意味を理解していない。
posted at 13:51:17

3月8日@mas__yamazaki
山崎 雅弘@mas__yamazaki

(続き)意見に十分配慮するよう日本政府に勧告した」「また元慰安婦らを傷つけることになるとして、指導的立場にある人物や公人が慰安婦問題の責任を軽くしようとする発言をやめるよう要求。学校教科書で慰安婦問題を適切に取り上げ、子どもたちに歴史的事実を客観的に示すことも求めた」
posted at 13:49:24

3月8日@mas__yamazaki
山崎 雅弘@mas__yamazaki

国連の女性差別撤廃委員会は7日、ジュネーブで2月16日に開かれた対日審査会合に関する「最終見解」を公表した。旧日本軍の従軍慰安婦問題について、日本政府の取り組みはなお不十分と指摘(日経)http://s.nikkei.com/1QHGC2B「昨年末の日韓合意を実行に移す際には、元慰安婦

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https://twitter.com/kikumaco/status/681369123180253186

菊池誠(5/13,14,20ライブ)?
@kikumaco

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その他
日韓外相会談はすごい成果なんじゃないの?

菊池誠(5/13,14,20ライブ)? @kikumaco 2015年12月27日
その他
@AKITO70707 最終的かつ不可逆的、って表現したのはすごいことですよね

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https://twitter.com/ikeda_kayoko/status/681452085473181696

池田香代子 「100人村 お金篇」?
@ikeda_kayoko

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その他
悪辣な事をしても裁判で勝って舌を出す人はだめでしょう。それは、法がすべてで道義なんかどうでもいいという考え方。翻って、法的責任は問われなくても、道義的責任を引き受ける人はまっとうなんじゃないの? それは法の上位に道義があるからじゃないの? 法には道義を実現する必要十分な能力がない

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https://twitter.com/ueno_wan/status/681416266964283394

上野千鶴子?
@ueno_wan

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岸田外相声明には「軍の関与」が明記された。「むしかえさない」というなら、事実認定についても河野談話を継承したこの歴史認識を「むしかえさない」ということになろう。政治家の「妄言」も、だ。

上野千鶴子?
@ueno_wan

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その他
慰安婦問題で日韓政府合意。政府が合意しても被害者の同意は不明。最終的に「許し」を与えることのできる資格を有するのは被害当事者だけだ。



[deadletter@deadletterjp  その通り。だがあなたは朴裕河を擁護する中で被害者の存在を、彼女たちの告発の声を無視したのではなかったか。http://ow.ly/3yFTCi
posted at 20:41:10][筆者注:戦後日本を代表するフェミニストの一人が、このような無残な発言をするのはみていられない。もっと後輩の手本になってほしい。本当にそう思う。]

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上念司

https://www.facebook.com/jonen.tsukasa/posts/962456423816078



上念 司さんが馬場 信浩さんの投稿をシェアしました。
2016年1月9日 ・
日韓合意の解説の中でも、特にこれは秀逸!拡散します。
画像に含まれている可能性があるもの:1人
馬場 信浩
2016年1月9日 ・
        『もっと騒いでよ、韓国民』

 皆さん、このたびの【日韓合意】についてご不満ですか? 
 私は意見を申し述べませんでした。どのような合意が出ても驚くまいと決めていたのです。一部の方には不満たらたらの物になるだろうと予測していました。それは韓国にとってハードルが高いからです。それでも合意を取り付けるには日本側の歩み寄りは避けられないと見ていたのです。不満は必ず出ると。

 慰安婦像撤去、財団設立、最終的かつ不可逆的に解決、どれをとっても韓国側が簡単に飲むとは思えなかったのです。
 それを一部の方々は軍の強制を否定しなかっただの、これでは英霊に申し訳が立たないとかおっしゃってます。お気持ち分かります。

 安倍総理は韓国民の反発することなどとっくに承知ですよ。そして約束や合意を守らないことも承知です。慰安婦像撤去、とんでもなく高いハードルです。ソウル日本大使館前の慰安婦像、グレンデール市の慰安婦像は韓国民の象徴的産物です。それを取り払えとは韓国民にとって屈辱的要求です。韓国民が飲むわけがありません。第一、財団を作ったら慰安婦問題はそれで決着がつきます。十億円で何ができるのですか。この金額で終わりです。すぐに底を突きます。

 安倍さんの狙いが一部の方には分からないらしい。
【韓国民よ、もっと騒げ。そしてその醜態をアメリカなど欧米にさらせ。騒ぎは大きければなおさら良い。オバマさんしっかり見て下さい。あんたがやれと言うから日韓合意に持って行った。でも、この有様だよ】
 と言えます。すきやばし次郎の敵討ちです。
オバマよ思い知ったか。で、どうすんだよ」です。

 私的な感想を言うならこの合意で慰安婦問題が消えてくれることがベストです。しかし、そうはなりません。KAPAC(エド・ロイス率いる韓人組織)は早々に旗を巻きましたが、KAFC(フィリス・キム率いる韓人組織)の意気は衰えていません。まだ全米で慰安婦像を建てると言ってます。

 さあ騒ぎなさい、コリアン。醜態をさらしてください。オバマにその姿を見せつけてね。品が悪いのですが、これが私の姿勢です。面白い手を安倍総理は打ってくれました。

 さて、これから我々は世界に向けて情報発信です。今までもやってきたのですが手弁当でした。大きな情報発信センターの設立にお力をお貸し下さい。ここで先人の受けた屈辱を晴らしましょう。世界に広まった嘘や誤解を解きましょう。

 写真は崔碩栄さんのツイッターからいただきました。日本大使館前の慰安婦合意反対のデモをする統合進歩党の青年幹部(親北団体)に「いいかげんにしろ」とつめよる老人達。


[筆者注:「拡散しましょう」、というので引用しておいた。批判されるのも念頭にあるはず。紹介しただけで賛成なんてしてない、なんてあとでいわないでくださいよ、上念さん]

http://twilog.org/smith796000/date-151229

@smith796000
上念 司@smith796000

【3時間後に配信】韓国が慰安婦問題の世界遺産登録を諦めた!日韓合意の内幕を世界地図で読み解く今夜の秘密のメール。これは必読!!読みたい人はプレミアム会員登録をお願いします。 http://ow.ly/WpgtY

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山形浩生

みつからず。以下、参考。

http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20131123/p1
http://d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20110906/p1

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http://twilog.org/shinichiroinaba/date-151231

稲葉振一郎@shinichiroinaba

7件のコメント http://b.hatena.ne.jp/entry/bylines.news.yahoo.co.jp/yanaihitofumi/20151231-00053003/#tw?u=shinichiroinaba… “慰安婦問題・日韓合意〈後〉 メディアの責任は極めて大きい(楊井人文) - 個人 - Yahoo!ニュース” http://htn.to/AiaVDE
posted at 14:20:50

12月31日@shinichiroinaba
稲葉振一郎@shinichiroinaba

処断て / 他29コメント http://b.hatena.ne.jp/entry/www.sankei.com/politics/news/151229/plt1512290028-n1.html#tw?u=shinichiroinaba… “【「慰安婦」日韓合意】政府に言論弾圧要請? 民主ブレーン山口教授「公式見解に反したら処断を」(1/2ページ) - 産経ニュース” http://htn.to/mqirFxD4MPR


[筆者注:稲葉氏は、こんなこともいっている。

http://twilog.org/apesnotmonkeys/date-151019

apesnotmonkeys@apesnotmonkeys

クズそのものだな。 / “稲葉振一郎さんはTwitterを使っています: "リテラだがネタ元は別だから信頼してよかろう(じゃなくて) / “安倍首相が否定したい南京大虐殺日本テレビの番組が精緻な取材で「事実」と” http://htn.to/QN2pLoJ6

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http://twilog.org/hidetomitanaka/date-151230

田中秀臣@hidetomitanaka

日韓合意後、日韓双方で主にネットでいろいろ「齟齬」なるものや「もうご破算の動き有」みたいな書き込みをみかけるが、そういう「願望」が自制できるかどうかが、社会問題を冷静に語れるかどうかの尺度。ネットでの意見の過熱や少数のアクションで外交成果が数日でひっくりかえると考える方がおかしい
posted at 22:48:33

12月30日@hidetomitanaka
田中秀臣@hidetomitanaka

ここらへんのネットにおける右派勢力のリアル社会での影響力については、すでにいくつかの考察がでていて、当然に政権側も十分値踏み済みだろう。参考文献としては、古谷経衡の『ネット右翼の終わり』(晶文社)をすすめておきます。
posted at 22:44:09

12月30日@hidetomitanaka
田中秀臣@hidetomitanaka

ネットでは「安倍外交の敗北」的な定型化された意見が目立つが、その主張は愛国的な発言をしてきた層と一致する(例えば次世代の党(旧名)を支持してきた層等)。この層が反対しても実証的に最大で国会議員数名分であり、むしろ日韓合意を「成果」と考える中間層が圧倒的に多く取り込めると政権は計算

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https://mobile.twitter.com/tomomachi/status/820880533576028165

町山智浩? @TomoMachi
返信先: @Azuma_Matsuさん
慰安婦問題は日韓の友好的未来に繋がらないと意味ないでしょ。鎮魂碑を日韓合意で建立するとかね。領事館の前に無理やり像を置くのは、平和ではなく日韓の争いを求める政治活動ですよ。例えば被爆者の像をアメリカ大使館の前に勝手に設置するのが平和のための運動ですか? @Azuma_Matsu

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池上彰

筆者注:少し探したが動画しかないようだ。情報を持っていたら知らせてください。

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高橋源一郎

twitterなどでは「日韓合意」の言及なし。だが、以下のtwitterをしている。

https://twitter.com/takagengen/status/504774538236657664

高橋源一郎?認証済みアカウント
@takagengen

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慰安婦問題」でも、ある人たちは、「慰安婦」は「強制連行」され「性的な奴隷」にされた、と主張し、またある人たちは、「いや、あれは単なる娼婦で、自発的に志願して、かの地にわたり、大儲けしたのだ」と言います。けれど、朴裕河さんのいうように、どちらの場合もあった、というべきでしょう。
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いいね OTL49あまね西田健太郎水玉子えんのまどか松本”ぷー”浩一ホンソメワケベラ宮川雄気イタオダ
16:36 - 2014年8月27日

                                                                                                  • -

島田雅彦

なし。

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筒井康隆

 「…長嶺大使がまた韓国へ行く。慰安婦像を容認したことになってしまった。あの少女は可愛いから、皆で前まで行って××し、 ××××まみれにして来よう。」

「少女像を汚そうとする筒井康隆氏の陳腐なエッセイ」より
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/2017040

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https://twitter.com/s_s_kingdom/status/688944278039433216
島田荘司?
@S_S_Kingdom

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今年、いよいよ朝鮮半島に動きが出そう。このたびの日韓合意は、海外メディアに、旧日本は20万人の処女を強制連行して従軍性奴隷にした、というISIS並みの海外国辱報道を許した。首相が悩みぬいてこれを受諾したのは、日韓への米の猛烈強制があったから。韓国の反日は、もともとは米が描いた小説
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いいね shimly378紫鶴chisato??黒猫ミツキ(・ω・)mitsuhaノロスケ白詰草kimmyばーひょん@????????????
20:41 - 2016年1月17日

                                                                                                  • -

宮崎茂樹

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170406/frn1704060730006-n1.htm

 そやけど、喜んでばっかもおられんで。相手は民主主義とポピュリズムの違いも分からん民族である。前の大戦でともに戦った日本人より、今は休戦中とはいえ、朝鮮戦争の敵国であり、ラングーン事件大韓航空爆破事件という大量無差別テロで多くの閣僚から国民まで殺した北朝鮮の方が、同じ民族というだけで信頼に足るとコク始末なのである。他ならぬ次の大統領候補がやで。

 おかしいやろっ、ていうより、日本に対する“宣戦布告”に等しいで。当然、ありもしない「強制連行された慰安婦」に関する日韓合意もなかったこと、10億円はやらずぶったくりや。

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猪野享

http://blogos.com/article/204936/

 確かに日韓合意によって解決に向けて動き出した以上は、大使館などの前からは撤去すべきというのもわかります。大使館前に設置したことは日本政府に向けられた政治的意味合いが強いものだからです。

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やまもといちろう

http://dailynewsonline.jp/article/1065262/?page=all


 話を見ていますと、事前に世論操作的なリークは日本側、韓国側ともに乏しく、そこまで事前に何で交渉されるのかの細目までは見えていなかったことを考えると、そこそこ両国も真面目に着地させる意図で頑張って交渉を積み上げてきたんだろうなあと思うところであります。まずは官邸、外務省、NSC、その他関係者の皆さま、年末間際に至る交渉お疲れ様でした。

 で、問題の根幹である「韓国社会で従軍慰安婦問題を騒いでいる人たち」については、今回やはり余波があるようです。

慰安婦「すべて無視する」と反発(産経新聞 15/12/28)

 韓国ネタではいろいろ因縁のある産経の記事ですので何割か割り引いて読むにしても、やはりそういう話があるのだとするならば、これらの人たちのお陰で過去日本政府が女性基金含め様々な補償手段を提案してきても、成立してなお「誠意が足りない」と反発して、日本の戦後保障が不充分であるかのような国際的中傷の核となってきたことは否めません。

(筆者注:やまもと氏はほかにもいろいろと書いているが、過去の発言、そして現在における言葉の選び方ををみれば、本音の予想はできる。少なくとも、「被害者の尊厳」というものをとても軽視していることは確実だと筆者は確信している。)

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小野谷敦

[筆者注:なし。筆者の知る風の噂では、「いろいろなことに対して発言するが、あたりはずれの多い人」である。あとで評価が肯定的にかわることを臨みたいのだが……。]

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村上春樹

[筆者注:明言なし。「物語」だけではなく、ズバッと明確に発言して欲しいのだが……。]

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笠井潔

なし

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天木直人

http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/02/27/post-3996/

 昨年12月28日に突如発表された慰安婦問題に関する「日韓合意」。
 それは、あらゆる意味で、不自然、不可解、不完全なものであったが、それを正面から批判する言説、論評は皆無だ。
 不思議に思っていたところ、ついに見つけた。
 岩波書店の代表雑誌である「岩波」最新号(3月号)で、日本現代史専門の吉見義明という教授が書いている。
 なぜ被害者と事実に向き合わないのか、真の解決に逆行する日韓合意、であると。
 その論文の詳細をここで紹介する余裕はないが、私の思いを、史実に裏づけられた論法で、見事に代弁してくれてい
る。
 日韓合意についての反論を、ここまで体系的に行ったものは、これまでに見た事がなく、そして今後も現れないだろう。
 しかし、どうしても欠けているものがある。
 それは韓国政府についての言及だ。
 安倍首相の批判は当然だ。
 しかし、合意である以上、朴槿恵大統領の責任も半分ある。
 実際のところ、私などは、よくもこのような合意を朴大統領は安倍首相と不可逆的に行ったものだ、これまでの批判的態度は一体何だったのか、いくら米国の圧力があったとはいえ、元慰安婦の気持ちと人権を、よくもここまで無視できるものだ、という思いが強い。
 それを許す国民ともども、なぜ韓国批判を行わないのだろうか。
 韓国批判をすれば右翼と思われるからだろうか(了)

[筆者注:問題がある、と風の噂に聞いたことがある。それこそ韓国在住の朝鮮人たちは、韓国”政府”をキチンと批判している。]

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韓国挺身隊問題対策協議会

http://fightforjustice.info/?page_id=4350

韓国政府が今日、日本軍「慰安婦」被害者支援のための財団設立準備委員会を公式発足させ、初会合を開く。来月には財団を公式発足すると発表し、歴史の時計の針を逆回しにした、12月28日の日韓政府間の日本軍「慰安婦」合意を推し進める構えだ。
合意後5ヶ月間、韓国全土や国際社会でたいまつのように巻き起こった合意反対と無効化の声を無視し、不通と独断で財団設立を強行しようとする政府に、言葉にできない深い絶望と怒りを感じる。
12.28合意は、被害者を排除してなされたという手続き的な欠陥はもちろん、内容においても賠償ではない「お金」で被害者の口をふさぎ、歴史を消し去ろうとする間違った合意だということが、各国市民社会だけでなく、国連人権専門家などからも確認されてきた。何よりも、被害者は最後まで反対の意思を表明し、日本の国家的犯罪に対する明確な責任認定と法的賠償など、過去25年間叫んできた正当な要求を実現するよう訴えている。5月18日から20日まで開かれた<第14回日本軍「慰安婦」問題解決のためのアジア連帯会議>では、10地域から参加した生存者と活動家が、12.28合意が両国政府の主張どおり「最終的で不可逆的な解決」ではないどころか、根本的に問題解決がなされなかったと宣言し、このような間違った合意で日本軍「慰安婦」問題を終結しようとする日韓政府を強く糾弾した。
しかし、この叫びを聞かず、いや聞いても聞かないふりをする白々しい日韓両政府が、「和解と癒し」のための財団の設立を強行するとは、いったい誰のための、また誰による和解であり癒しなのか問わざるをえない。政府間政治的談合に過ぎない、紙切れ一枚残さないたった数行の外相の口頭発表で、25年以上正義のためたたかってきた被害者と民間団体の努力を無力化させ、生涯重くのしかかった苦痛の中で生きてきた被害者を再び絶望に陥れる、あきれた現実をとうてい信じることができない。
今だ日本軍「慰安婦」問題に対する強制動員を公式的に否認し、被害者の苦痛とたたかいを象徴する平和の少女像の撤去を要求する日本政府を庇護するかのように、間違った合意を忠実に履行する朴槿恵政府の屈辱外交が、彼らの言葉どおり本当に被害者の名誉を回復し傷を癒すことなのか?時間との闘いの中にいる被害者に向かって、かえって時間を言い訳に「独断的な合意」をしておいて、賠償でもない性格さえ不透明な「お金」を受け取れと強要する。日本政府が「責任」だと言うと「法的責任」、「政府予算」と言えば「賠償」と過大装飾や創意的解釈をして、日本軍「慰安婦」問題を終結させようとする朴槿恵政府に、これ以上日本軍「慰安婦」被害者を慰労する資格さえ残っていない。
4.13総選挙で不通と独善に向かう政府と与党に背を向けた民意を土台にして、ついに30日、20代国会が開会した。両国政府間の合意は、法的・政治的・外交的に無効であることを確認し、日韓両政府が日本軍「慰安婦」被害者に対する真の謝罪と法的賠償などのため責任ある再交渉を推進することを求める決議がすぐにでも上程される予定だ。あまりにも当然な民意の表明であり、立法府の警告である。政府はこれをしっかりと見て聞き入れなければならない。合意以降、至るところで爆発した憂慮と怒り、反対と訴えをこれ以上無視してはならない。
日韓両政府に要求する。被害者の思いを踏みにじり、市民社会を無力化し、国民の思いを地面にたたきつけるような間違った合意の強行を中断せよ。特に、これまで孤軍奮闘し民間外交によって被害者と市民社会が実現してきた国際社会の判断と支持そして被害者たちの妥当な要求を一瞬にして覆してしまった政治的合意をしただけでは事足りずに財団設立を強行するならば、韓国政府は日本政府に10億円で免罪符を売り渡した恥ずかしい政府として歴史に残ることになるだろう。
私たちは、被害者と市民の思いをこめた<日本軍「慰安婦」正義と記憶財団>設立をはじめ、韓国だけでなく各地のすべての被害者とともに、両国政府の不当な動きに屈せず、日本軍「慰安婦」問題の正義の解決のため前進することをあきらかにする。

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http://ianfukansai.blog.fc2.com/blog-entry-190.html

※金福童ハルモニの立場
「安倍が謝罪の手紙を出して、10億ウォンで解決するって? そんなことで解決はできないよ。こっそり、誰も分からないように手紙を出しておいて、後でまたそんなことしてないって言うつもりじゃないの? 記者をみんな集めて、その記者たちの前で宣言しなきゃ。日本が、安倍の時代にやったことではないけど、祖先たちが私たちに悪いことをしたってこと、戦場に私たちを連れて行って、あんな凄惨な状況で軍人たちにされたこと、申し訳なかったって、許して欲しいって言わなきゃ。それも、一人でやるんじゃなくて、日本政府の公式的な立場でやらなきゃ。それから10億ウォン、私たちがお金が欲しくてこんなに長い間こうしてきたと思ってるのかね? 私たちも、今では韓国政府が生活支援金もくれるし、民間団体でこうして面倒もみてくれてるんだから、お金がなくて言ってるわけじゃないじゃない。法的に賠償しろってことなんだよ。それは、犯罪国家として、罪をおかしたということを認めろってことよ。そうじやないですか? それから少女像を撤去しろってことだけど、それと問題を解決するのとは関係のない、全く別のことだと思うんだけど、どうしてやたらと少女像をなくせって言うのか分からないね。私たちの国に私たちが建てたのに、どうして日本がああしろこうしろって指図するの? 少女像は私たちの過去の歴史、過去にああいう辛いことがあったってことを、後生に伝えて二度と同じようなことがないように、歴史の勉強をさせる目的で建てたのに、なぜ歴史を消せ、なくせって言うのか分からない」

https://www.youtube.com/watch?v=lPiquLbu1zA
NHKクローズアップ現代+「韓国 過熱する"少女像”問題」の偏向報道に抗議する記者会見]より11分から

「ぜひ日本に行ったら伝えてくれ。日韓合意はダメなんだ。何が一番ダメか、いろいろいいますけれど、核心的な問題として言ったのは、(中略)、歴史の事実を10億円で売りとばしたことが最大の罪なんだ、というふうにおっしゃいました。」

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http://ianhu.g.hatena.ne.jp/nagaikazu/20160113

永井和

質問1.この問題を研究されてきた学者から見て、慰安婦問題での今回の合意に対して、その内容・形式・過程などを肯定的に評価されますか、それとも否定的に評価されますか? その理由も一緒にお教えください。
回答1
 2011年に韓国憲法裁判所は、元「慰安婦」の損害賠償請求権問題の解決をめざして、韓国政府が具体的な努力をしないのは憲法違反であるとの見解を示しました。これにより韓国政府は日本政府に対して「慰安婦」問題の解決を求める外交交渉を進めるべき責務をおったわけです。その交渉の結果が、今回の日韓合意でありました。いろいろ問題を抱えてはいますが、困難な外交交渉を乗り切って、ともかくも合意にまで至ったことは、韓国政府にとっては自己に課された責務を果たしことになると思います。
 しかし、今回の合意はあくまでも日韓両政府の間の合意であって、被害者であり、損害賠償請求者である元「慰安婦」の方々の合意はまだ得られていません。被害者である元「慰安婦」の方々が納得して認めた時に、はじめて「慰安婦」問題も解決されたと言うことができるのであり、すべては、この合意で示された解決策に対して元「慰安婦」の方々の同意が得られるかどうかにかかっています。
 今のところその同意を得るのは困難にみえます。なぜならば、今回示された解決策は、ご承知のように、かつて1990年代に日本政府が実施した解決策の延長線上にあり、それを補完するものにすぎないからです。90年代の解決策とは、「河野談話」の公表と「女性のためのアジア平和国民基金」の「償い事業」との組み合わせを言います。当時の日本の内閣は、日本軍の慰安所政策により「多数の女性の名誉と尊厳」が傷つけられたとし、それに対する軍の関与と政府の責任を認め、謝罪と反省の意を示しました。しかし同時に、植民地時代の被害に対する請求権問題は、日韓基本条約の締結時に解決済みであるとして、国家による賠償には応じませんでした。
それに代わる便法として実施されたのが、民間基金による「償い事業」で、これに日本政府が補助金を与えることによって、実質的な政府補償の代わりとするというのが日本側の理解でした。 しかし、ご存知のように、この90年代の解決策は、欺瞞的・不誠実であるとして、韓国の元「慰安婦」の方々から忌避され、「慰安婦」問題の完全な解決にはいたりませんでした。現在の「慰安婦」問題の淵源のひとつは、この90年代の解決策が成功しなかったことに求められます。
 今回の日韓合意で日本側が提示したものは、この90年代の解決策を継承し、それを補完するものであって、元「慰安婦」の方々から提示された批判に応じるものではありません。それゆえ原理原則からみれば、元「慰安婦」の方々にとって、今回の合意による解決策を受け入れるのはかなり難しいことだと思われます。

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吉見義明

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/23003.html

先ず12・28合意に対する評価を聞きたい。

 「結論から言えば、今回の合意では慰安婦問題は解決されないと考える。今回の合意は日本政府が韓国政府を追い詰めて(慰安婦問題の正しい解決に向けた)被害者の願いを封じ込める狙いがあると見られる。 色々な問題があるが、最も大きいのはやはり、(慰安婦制度を作り)女性に対する重大な人権侵害をした主体は誰か、という点だ。 責任の主体が相変らず曖昧だ。 (岸田文雄外相が先月28日に発表した内容によれば)『慰安婦問題は軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた問題』という表現が出てくる。 『軍の関与』ではなく『軍が』として主語を明確にしなければならない」

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http://www.geocities.jp/hhhirofumi/
林博史

 2015年も終わろうとしています。戦後70年をこういう形で終わるのは非常に残念ですが、これが日本市民の人権レベルと考えざるを得ません。被害者たちが生きているうちに、まともな謝罪と補償を実現することはきわめて困難になりつつあります。しかし日本政府と国民は問題から逃げているだけで、問題が終わったわけではありません。問題が永久化しつつあるのかもしれません。
 事情により、長期間、日本を離れていますので、日本の状況をよく把握しているわけではありません。ニュースでは日本のことが取り上げられることはまずなく、ウェブサイトでのニュースを見ても、詳細な状況あるいはその背後の状況がよくわかりません。ただ日本の状況を世界的あるいは世界史的な視点・視野でとらえなおす絶好の機会でもあると考えています。しばらくは日本での諸活動に参加できませんが、帰国後は、新たな研究により、日本軍「慰安婦」問題を含めて、斬り込んでいきたいと思っています。2016年が、よりよい年になることを期待しています。みなさんもよいお年を。ロンドンより。  2015.12.30記

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キム・ソギョン/キム・ウンソン夫妻

http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/25/vietnam-war-korean-massacre_n_9067140.html

韓国軍のベトナム戦争虐殺、被害者を慰霊する銅像を建立へ 作ったのは「慰安婦像」の夫妻

――韓国と日本政府は12月28日、「少女像の問題が適切に解決されるように努力する」と合意しました。この言葉をどのように受け止めますか。

2人 (ため息)

キム・ソギョン 被害者が排除された合意は、合意ではない。今になっておばあさんたちを説得するのは醜い姿です。少女像が交渉のテーブルに上がったこと自体がおかしいことでした。少女像は慰安婦が受けた苦痛と傷を癒やし、20年以上続けてき日本大使館前での水曜デモと、その話を象徴するものですよ。また、国民の募金で3700万ウォンを集めて作りました。制作に私たちの手は借りましたが、私たちのものではありません。

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http://mainichi.jp/articles/20151229/k00/00m/040/208000c

日韓慰安婦問題合意
日韓関係に詳しい識者5人、こう見る

毎日新聞2015年12月28日 22時28分(最終更新 12月29日 06時10分)

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 岸田文雄外相は28日、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相とソウルの韓国外務省で会談し、慰安婦問題での最終決着となる妥結で合意した。日韓関係に詳しい識者5人に聞いた。

<日韓外相会談>日韓外相共同記者発表の全文
<少女像撤去は玉虫色>両政府の主張と合意内容
<「慰安婦」解決合意>持論封印、「実」狙った首相
謝罪、心に届くかが重要
 アジア女性基金で専務理事を務めた和田春樹・東京大名誉教授の話 日本政府が謝罪の意味を込めて10億円の公金を支出し、財団が作られることは前進と言える。問題は、日本の謝罪が元慰安婦たちの心に届き、納得して受け取ってもらえるかどうかだ。私は1990年代から問題解決に当たってきたが、元慰安婦の約3分の2が償い金の受け取りを拒んだ。元慰安婦たちは今回の岸田外相の記者会見では、日本側の謝罪のトーンをくみ取ることはできなかったのではないか。今後、安倍首相が謝罪の気持ちを分かりやすく示さないと、彼女たちにまで気持ちが届かない可能性がある。高齢で入院している人もおり、お金ではなく人生を狂わされたことへの謝罪を求めている。韓国で活動する支援団体がどう反応するのか、韓国の世論がどう動くのか見通しはつかず、問題が収束するかどうか現段階では分からない。

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ネトウヨに説明必要だ
 ヘイトスピーチ問題に詳しいジャーナリスト、安田浩一さんの話 日韓外相の今回の合意は、今年夏に発表された安倍首相の戦後70年談話よりも踏み込んだ印象があり、とても驚いた。気になるのは、私が「ネトウヨネット右翼)史観」と呼ぶ考え方を持つ人々の受け止め方だ。「慰安婦問題などは存在せず、補償の必要はない」という主張を持つ彼らは、ヘイトスピーチ・デモの参加者であり、安倍首相の熱烈な支持層でもあった。今回の合意は彼らと距離を置くもので、実際、一部は「首相に裏切られた」という思いを抱いているようだ。政権には今後国内向けに、なぜ今回の合意が必要だったのか説明が求められる。さもないとネトウヨ史観を持つ人々が、それこそ「不可逆的」に暴走しかねないだろう。

時間はない 解決模索を
 在日コリアン2世で作家の深沢潮さんの話 歴史の証人に会っておきたくて今月上旬、元慰安婦が暮らす韓国の施設を訪ねた。90歳の元慰安婦を目の前にすると、同じ女性として質問を切り出せなかった。彼女はアルバムをめくりながら、これまで問題解決を求め国内外で活動してきたことを語ってくれた。日本で支援してくれる人たちが大勢いたことも。なぜ日本政府は謝ってくれないのかと話していた。日本に苛烈な感情を抱く人は少なくないが、実は元慰安婦の数だけ個別の事情も思いも異なるはずだ。高齢であることを考えれば時間はない。一人でも多く納得できる解決策を日韓両政府で模索してほしい。慰安婦問題は両国間の懸念事項であり、在日コリアンはブランコのように揺れる日韓関係に左右される生活を送ってきた。長い時間がかかったが、2国間で解決しようとする政治的な動きに光明を見た気がする。

韓国野党は反発 注意を
 「コリア・レポート」編集長の辺真一さんの話 安倍首相のおわびと反省の気持ちの表明は、元慰安婦たちに対する責任、反省と謝罪の三つが実質的に盛り込まれた踏み込んだものだった。韓国は2016年に総選挙を、17年に大統領選を控えている。日韓どちらが結果を急ぎ、譲歩したかと言えば朴政権だ。李明博政権で解決できなかった問題を解決し、日韓関係が改善されれば、大きな外交的成果になると考えたのではないか。ただ、今回の合意の問題は拘束力がないこと。日本側は「最終的、不可逆的に解決」とくぎを刺したが、既に韓国では野党から「受け入れがたい」と反発の声が出ている。問題を蒸し返さないためには、韓国野党にも同意してもらい、日韓双方の政治家は慎重に行動しなくてはいけないと思う。

合意に米国の支持期待
 八木秀次・麗沢大教授(憲法学)の話 慰安婦問題は、いま振り返ると、戦争で一部の女性の人権が侵され、日本にも道義的な責任があるという意味で、今回の合意は日韓両政府が協力して支援を行うと表明したと捉えられる。韓国政府が日本政府にのみ一方的に責任を押しつけてきたこれまでのパラダイム(土台)を大きく転換するものといえる。しかしながら、日韓の口約束であれば、韓国側は今回定まったゴールを動かす可能性がある。第三者である米国が今回の合意に対し支持を表明すれば、外交的に確定した形になり、画期的な最終解決になるだろう。法的責任は負えないが、両政府が慰安婦問題に同情し、反省もし、生活も支援するということだ。

[筆者注:あえてコメントせず]

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https://mainichi.jp/articles/20151229/ddn/041/010/005000c

 元慰安婦支援のための財団設立などが盛り込まれた今回の日韓外相会談での合意内容をどうみるか、識者に聞いた。

両国間のとげ抜ける 在日コリアンの作家、金時鐘(キム・シジョン)さんの話
 合意では、慰安婦について日本軍の関与を認めており、反省が読み取れる。長い年月がかかったが、両国の間に刺さっていた大きなとげが抜ける内容だ。

 戦後70年の安倍首相談話では、日本の過ちについて間接的な言及しかなかったが、今回は、首相による当事者意識を持った内容だ。以前頓挫した民間からの募金による元慰安婦への措置は、国としての過ちを不問に付した形だったから受け入れられなかった。今回は日本軍の関与を認めた上で、資金は日本側が出すということで政府が関与している。

 合意内容について、筆舌に尽くし難い経験をした元慰安婦やその支援者が、すぐに納得できるとは思えない。日本側は「問題をむし返さない」ことを求めている。日本の保守層からは「韓国側に弱腰だ」という反発も出るかもしれない。しかし、お互いに冷静にみたらこの方法しかないだろう。合意の筋道を揺るぎないものとし、両国には新たな日韓関係を築いていってほしい。

「謝罪」届かぬ可能性 アジア女性基金で専務理事を務めた和田春樹・東京大名誉教授の話
 日本政府が謝罪の意味を込めて10億円の公金を支出し、財団が作られることは前進と言える。

 問題は、日本の謝罪が元慰安婦たちの心に届き、納得して受け取ってもらえるかどうかだ。私は1990年代から問題解決に当たってきたが、元慰安婦の約3分の2が償い金の受け取りを拒んだ。元慰安婦たちは今回の岸田外相の記者会見では、日本側の謝罪のトーンをくみ取ることはできなかったのではないか。今後、安倍首相が謝罪の気持ちを分かりやすく示さないと、彼女たちにまで気持ちが届かない可能性がある。高齢で入院している人もおり、お金ではなく人生を狂わされたことへの謝罪を求めている。韓国で活動する支援団体がどう反応するのか、韓国の世論がどう動くのか見通しはつかず、問題が収束するかどうか分からない。

像撤去、説得が課題 朴一(パク・イル)・大阪市立大教授(コリア地域研究)の話
 双方とも、早期妥結のため、うまく落としどころを見つけた。日本は慰安婦問題は「日韓条約で解決済み」との立場だし、韓国は「条約から抜け落ちた課題」と主張してきたが、日本が資金を出し韓国が財団を作るということは、共同で解決する姿勢を示している。像の撤去について、韓国政府が民間団体を説得できるかが課題だが、日本は韓国側に圧力をかけるのではなく、粛々と合意実施の準備をしてほしい。日本の要請によるのではなく、団体の意思として撤去されるものだからだ。

 安倍政権で合意が成立したことの成果は、保守層の一定の理解を得ながら進めてきた点だ。日韓の経済的協力が求められ、北朝鮮の脅威も高まる中で、安全保障体制を強化したいアメリカの圧力もあった。100%の解決ではないにせよ、日韓国交正常化50年の節目に合意できたことは歓迎できる。

納得できる策、模索を 在日コリアン2世で作家の深沢潮さんの話
 今月上旬、元慰安婦が暮らす韓国の施設を訪ねた。90歳の元慰安婦を目の前にすると、同じ女性として質問を切り出せなかった。彼女はアルバムをめくりながら、これまで問題解決を求め国内外で活動してきたことを語ってくれた。日本で支援してくれる人たちが大勢いたことも。なぜ日本政府は謝ってくれないのかと話していた。

 日本に苛烈な感情を抱く人は少なくないが、元慰安婦の数だけ個別の事情も思いも異なるはずだ。高齢であることを考えれば時間はない。納得できる解決策を日韓両政府で模索してほしい。

 在日コリアンはブランコのように揺れる日韓関係に左右される生活を送ってきた。長い時間がかかったが、2国間で解決しようとする政治的な動きに光明を見た気がする。

国内に「必要性」説明を ヘイトスピーチ問題に詳しいジャーナリスト、安田浩一さんの話
 日韓外相の今回の合意は、今年夏に発表された安倍首相の戦後70年談話よりも踏み込んだ印象があり、とても驚いた。

 気になるのは、私が「ネトウヨネット右翼)史観」と呼ぶ考え方を持つ人々の受け止め方だ。「慰安婦問題などは存在せず、補償の必要はない」という主張を持つ彼らは、ヘイトスピーチ・デモの参加者であり、安倍首相の熱烈な支持層でもあった。

 今回の合意は彼らと距離を置くもので、実際、一部は「首相に裏切られた」という思いを抱いているようだ。政権には今後国内向けに、なぜ今回の合意が必要だったのか説明が求められる。

 さもないとネトウヨ史観を持つ人々が、それこそ「不可逆的」に暴走しかねないだろう。

「両政府協力」は大転換 八木秀次・麗沢大教授(憲法学)の話
 慰安婦問題は、いま振り返ると、戦争で一部の女性の人権が侵され、日本にも道義的な責任があるという意味で、今回の合意は日韓両政府が協力して支援を行うと表明したと捉えられる。韓国政府が日本政府にのみ一方的に責任を押しつけてきたこれまでのパラダイム(土台)を大きく転換するものといえる。しかしながら、日韓の口約束であれば、韓国側は今回定まったゴールを動かす可能性がある。第三者である米国が今回の合意に対し支持を表明すれば、外交的に確定した形になり、画期的な最終解決になるだろう。

[筆者注:金時鐘氏、もっともっと日本政府の危険性に気をつけるべきだろう。安倍晋三がこれまでどんな発言・行動をしてきたかみれば、その重大な危険性はひと目でわかるはずなのだが。]

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慰安婦問題はこれで決着するのか 日韓合意の先を読む

http://astand.asahi.com/webshinsho/asahi/asahishimbun/product/2016010800002.html

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 極右の発言はとりあげなかった。あんな連中などどうでもいい。

 筆者のコメント:数年前からよく考え込むのだが、この「慰安婦」問題を一次資料・一時発言の確認をしながら追跡していくと、「学歴」とか「知識」とか「名声」とか「読書歴」とか「海外経験」とかは、”ものの本質を見る目”と直接には本っ当になんの関係ないのだと筆者にはわかってしまう。”ものの本質を見る目”は、たいへんおおざっぱないいかただが”緊張感”の中でしか鍛えられない。そうとしか筆者には思えない。”緊張感”のない人間に”ものの本質を見る目”を持てるはずがないのだ。だからこそ、被害当事者は日本政府とそれに野合した韓国政府、そしてその”共犯者”の《真の姿》が見えるのだろうと筆者は考える。被害当事者たちも、必要がなければこんなおぞましい現実は一生見たくなかっただろうが。
 それと、筆者は1980年以降の生まれなのであえて言うのだが、いわゆるサブカルチャーにおける「軽さの文化」は、結局のところ大枠として「権威主義一本槍とは違う形での無責任への逃避」になったと考えざるをえない。。これもまた、”内なる差別意識との結託”によって、”ものの本質を見る目”とはまるで見当はずれの方向に向かってしまった。筒井康隆氏や上念司氏ややまもといちろう氏はその悪例だろう。それと東浩紀氏のようないわゆる”ポストモダニスト”にも悪例がみられる。とりあえず、他人の家のトイレをバタンをあけて、「ここにヘソクリがあるはずだ、さがせさがせ!」というようなことを”人間の真実の探求”だ、と思いこむような恥ずかしいことは、5歳の子どものドロボウごっこでやめてほしい。

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沖縄タイムズ
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/22398
社説[慰安婦問題で合意]関係改善の機が熟した


 歴史的な合意ではあるが、現時点では政府レベルの交渉妥結にとどまる。元慰安婦の女性たちはこの決着をどう受け止めるか、韓国の世論はどう評価するのか。
 両国関係に突き刺さったトゲを抜き取り、相互理解を深め、和解を実現するためには、何は差し置いても日本における官民の真摯(しんし)な取り組みが欠かせない。
 日韓両外相は28日、ソウルで共同記者会見し、「従軍慰安婦」問題について「最終的」な合意に達したことを明らかにした。
 「不可逆的な」という言葉をあえて加えたのは、両政府の間では今後、この問題を蒸し返さない、という意味である。
 会見で岸田文雄外相が明らかにした日本政府の見解は、この問題を考える際の新たな出発点になるものである。
 岸田外相は慰安婦問題について「当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題」だと指摘し、「日本政府は責任を痛感している」と述べた。
 さらに岸田外相は、「心からおわびと反省の気持ちを表明する」との安倍晋三首相の気持ちを伝え、元慰安婦の方たちの心の傷を癒やすため日本政府の予算から10億円規模の資金を拠出することを明らかにした。
 元慰安婦への賠償について、1965年の日韓請求権協定で「解決済み」と主張してきた政府が、国の責任を認め、政府予算を使って支援事業を実施することを明らかにしたのである。一歩前進したのは間違いない。
    ■    ■
 だが、政府間交渉の結果が国民に受け入れられるとは限らない。例えば、安倍政権の閣僚が合意内容に反するような暴言を吐いたり、謝罪や反省や責任を否定し元慰安婦の尊厳や名誉を傷つけるような草の根の運動が表面化すれば、政府間合意が崩壊する可能性もある。
 ソウルの日本大使館前に設置された少女像の取り扱いについて尹炳世(ユンビョンセ)外相は「関連団体との協議を通じ適切な解決に努力する」ことを明らかにしたが、簡単にはいきそうもない。
 外交と内政は密接につながっている。韓国の人たちが「変わらない日本」を実感し、逆に日本の人たちが嫌韓感情を抱えたままだと、両国の和解は遠のく。政府間合意によって新たな革袋ができたのは確かだが、これにどのような中身を盛り込んでいくか。課題は多い。
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 日韓両外相の記者会見をテレビで見ていてふと頭に浮かんだのは、ペ・ポンギさんの姿である。ペさんは44年、旧日本軍の慰安婦として沖縄に連れてこられ、渡嘉敷島に配置された。
 逃げ場のない離島で日によっては何十人もの兵隊の相手をさせられ、戦後は帰るのをいやがって米軍統治下の沖縄にとどまった。身寄りもなく、方々を転々とする不安定な生活。頭痛、神経痛の持病…。ポンギさんが異郷の地でひっそり生涯を閉じたのは91年10月のことである。
 国の責任の重さをあらためて思う


[筆者注:「新たな革袋」? どこが新しく見えるのだろうか? 筆者はこのような合意など全否定の対象だとしか考えられないのだが。思いたくないが、沖縄タイムズの劣化ではないだろうか。もう一点、別の角度から。ペ・ポンギさんの発言を時系列に並べていると、明らかに”認識の変化”を認めざるをえない。ペさんははただ単に「ひっそりと生涯を閉じた」だけではなく、後に生きる人間たちに人生を通してメッセージを与えていると筆者は考えるのだが]



西日本新聞
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/319495

駐韓大使帰任 合意維持へ危機管理急げ

政府は一時帰国させていた長嶺安政駐韓大使をソウルへ帰任させた。韓国・釜山の日本総領事館前に従軍慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことに抗議して1月上旬に帰国させて以来、約3カ月での帰任となった。
 釜山の少女像設置は、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」をうたった2015年の日韓合意の精神に反する。大使の一時帰国措置は、日本政府として少女像設置への強い不快感を示すとともに、日韓合意の着実な履行を韓国側に強く求める狙いがあった。
 その後、朴槿恵(パククネ)大統領の罷免で現政権が当事者能力を失い、釜山の少女像撤去の見通しは立っていない。大使帰国という強硬措置も空振りに終わった格好だ。
 とはいうものの、大使を韓国に戻す今回の政府判断は妥当と考える。情勢を考慮すれば、これ以上大使不在が続いた場合、日本が被る不利益が大き過ぎるからだ。
 韓国では5月に実施される大統領選に向けて各政党が事実上の選挙戦に入っている。現時点では、左派の最大野党「共に民主党」の文在寅(ムンジェイン)氏が世論調査で他の候補を大きくリードしている。
 文氏はこれまでの政治活動で、対日関係で強硬姿勢を示してきた。慰安婦を巡る日韓合意についても正当性を否定し、再交渉を主張している。文氏に限らずほとんどの有力候補が、朴前大統領の業績である日韓合意に否定的な見解を表明しているのが現状だ。
 このままだと、大統領選後に発足する韓国の新政権は、日韓合意の見直しなど、日本に対し強硬な外交方針を打ち出す可能性がある。日韓関係の悪化は、対北朝鮮をにらんだ安全保障面でも好ましくない。日本側はそうした事態をできるだけ回避する「外交の危機管理」が求められている。
 韓国に戻った大使は早期に有力候補やその陣営と接触し、日韓合意の重要性を説くとともに、新政権下の日韓関係を円滑に始動させるよう強力に働き掛ける責務がある。韓国国内の政争に日韓関係を巻き込ませてはならない。


=2017/04/05付 西日本新聞朝刊=


[筆者注:こんな”合意”など日本側が破棄するのが当然のはず。「性暴力の実相」の連載をしている新聞社でも、日本と朝鮮の間の”偏見”の壁は厚いようだ]

[筆者注:神奈川新聞も社説レベルでは、「日本側の主張にはなんの理もない」と言い切ってしまえないようだ。]

[20170425:第1回目 あとで追加するかも]
[20170506:第2回目 2つの新聞社説を追加]
[20170507:第3回目 毎日新聞のインタビュー追加、本当に失望]


※本記事は「s3731127306の資料室」2017年06月25日作成記事を転載したものです。